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世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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1月の読書

今年に入って本を読んでる。

昨年は、一年に50冊、という目標だけ立てたものの
記録をちゃんととらなかったのと
読書ノートを出先で紛失するという大失態で
やる気を失ってしまい(←弱い!)
なし崩しで何冊読んだかわからなくなってしまった。
さくっと読める小説は久しぶりに日本にいたから
嬉しくて結構読んだんだけど(重松清とか東野圭吾とか)
育児書は抜かして、
ちゃんと思考の血肉になるような硬派な本読んでないのね。
子育て初めて3ヶ月くらいまではほんとそれどころじゃなかったし
子育て前の1ヶ月は遊んでばっかりだったし
フェローシップあったから論文はいろいろ読んだけれど
でも自動殺戮兵器関連でドローンの未来とか安全保障に関する論文とかだから
ちょっと「人生を豊かにする」読書とは違う偏った感じ。

で、今年に入って
ビル・ゲイツなどの大富豪は
年収300万の人の38倍は本を読んでいる

という(よくありがちな科学的根拠はないけどやる気には一時的に火をつける)
文章を読んで、

よし、じゃあ今年は戦略的に本を読もうと思った次第。
こういうのはやる気になった時に鉄を打っておかないと
炎だけだと消えるの早いからね。

というわけで1月。
①読書の技法(佐藤優)
②なまけもののさとり方(タデウス・ゴラス)
③ザ・ギフティッド(大川翔)
④9歳までに地頭を鍛える37の秘訣(大川栄美子)
⑤お母さんの敏感期(相良敦子)
⑥人生がときめく片付けの魔法(近藤麻里恵)
⑦Thirty Million Words(Dana Suskind, MD)

うん、相変わらず「硬派」なラインアップじゃないんだけれど
(ピケティ買ってあるけど全く手をつけてない)
とりあえず今の「子育て中」の私のアンテナにひっかかってきた本たち。
佐藤優の読書の技法はまねはできないけれど、
「そうか、このレベルまでできる人いるんだ」と知ることで
人間の可能性の深層を覗き込めて、ちょっと頑張る気になる。
月平均300冊、多い月は500冊、とかってそれ無理だよね。
でも「本は汚く読む」とか
一日4時間は新しい情報のインプットするとか
ノートの作り方とかいろいろ参考になる。
心に残ったところはハイライトしておいて読みかえす。

「忙しいということに忙しい」という状態にならないように
意識的に1日1時間の読書は心がけようと思う。

先週市の図書館のメンバーになって
久しぶりにいっぱい本を借りてきた(含絵本)
6ヶ月のお子は、今はまだ本は「かじるもの」という理解なんだけど
先月から気にしないで読み聞かせ始めてる。
絵本の世界がまた深くて温かくて素敵なんだなぁ。

今日はこれ、「まあちゃんのながいかみ」
楽しくてかわいくて、心がぽかぽかするお話。(終わり方もとってもいい)
一週間に6冊借りて、毎日ゆっくり読みきかせる
そんな絵本の世界にはまってます。

ま、うちのお子はまだ「ぶうぶう にゃあにゃあ ぶうにゃあにゃあ」みたいな
お話っていうよりは音の本でいいんだけれど、
お母さんの膝の上にのっかって、音とぬくもりを堪能することで
お話好きな子になったら嬉しい。

来月はピケティ読むぞ。

1月の読書_d0153664_23152469.jpg

# by miomiomiomion | 2016-01-26 23:23 | みおの本棚
結局カナダは予定より長くいて、1ヶ月くらいいたんだけれど
いろいろ環境が変わると赤ちゃんにも負担なのか
お子の「便秘」がひどかった。大文字にしちゃうくらい。

日本にいたときは一日に2回は出ててたまに3回以上でる快便のうちのお子が
3-5日にいっぺんしか出なかった。
4日くらいするとなんかぐずりもひどくなるし、おなかも固くなるし
なんせ、ためてためて爆発するとまたその始末が大変という。
離乳食までちゃんと始めてないのに必要以上に腸の中に存在するからか
ちゃんと便もくさい

遺体とか足がふきとんじゃうような怪我に見慣れているはずのパパが
こんなときオロオロ・・・・
こんなときはドクター・グーグル
「個人差4日に1回くらい普通に出ていて、赤ちゃんの機嫌が悪くなければ問題ありません」
そんなわけでそんな心配はしなかった私。
だってカナダ寒いし(マイナス25度とか普通にあったからね)
これじゃ出るもんもひっこむわ!と思ってたしな。

が。
日本帰ってきた途端

また1日2回の快便スケジュールあっさり復活。それも次の日から。

わたしゃひらめいた。
これって寒さもあるかもしれないけど
おうちに帰ってきてよく寝た(ついた日と次の日は1日中泣いて寝てた)のもあるけど
これ、間違いなく

私の食べ物のせいだ。

カナダではクリスマス時期だったので
チキンとかカセロールとかラザーニャとかいわゆる「油の多いごちそう」
ピザも食べたし、ステーキも食べたし、
とにかく
ザ・炭水化物と、ザ・たんぱく質(それも大きなやつ)祭り。

日本に帰ってきたら
納豆・ねぎ・ナスのぬかづけ・大根の漬物・やまうどと大根のキンピラ、
パプリカ・にんじんのピクルス、鮭、油揚げとわかめの味噌汁、
4種のきのこご飯、伊予柑、フルーツヨーグルト。
(ちなみにこれ1月14日のうちの朝食)
昼は野菜たっぷりの焼きそばと柿(デザート)
夜は葉野菜たっぷりのつくねなべ、かぼちゃの煮物、松前漬け、きゅうりのつけもの、
オレンジゼリー、イチゴ

こんな感じでうちは基本野菜たっぷりでたんぱく質も炭水化物も
デザートもちゃんととるけれど3食しっかりきちんと時間で食べてる。
根菜もおおいし、食物繊維もちゃんと取れてる。
ご飯4杯食べるけどね。塩辛とかふきみそとかあると。特に。

というわけで私の健康がこの「おうちごはん」に支えられている実感は
ずーっとあったのだけれど、
赤ちゃんの便秘がこんなにすっきり直ること考えると
やっぱり食生活、甘く見てはいけないなぁ。

というわけで離乳食を6ヶ月と一週間で始めた土曜日の6ヶ月健診、
母乳オンリー(とマンゴーシャーベット笑)で身長69センチ、体重7200キロ、
ちゃんとすくすく育ってる模様。さ、今日もしっかりたべよっと。

インプットとアウトプット_d0153664_1295255.jpg


偉大な思想は胃袋から生まれる、という格言があったけれど
まずは健全な生活は胃袋から、か。
インプットがしっかりできればアウトプットに反映されるってことね。
# by miomiomiomion | 2016-01-19 12:22 | 衣食住

花には水を 人には愛を

カナダからの帰国。

12時間以上のフライトを子連れで、
カナダに着いた時みたいに空港で待っててくれる人もいない中
午後6~7時の魔の時間を帰りのラッシュアワーに帰るという苦行の一日半。
カナダと日本の時差は10時間なのでほぼ昼夜逆転。
日本に到着が午後5時半というのはカナダ時間で朝3時半という真夜中。
日本時間は魔の時間だし、カナダ時間は真夜中だし、
どっちにしても赤ちゃんが機嫌よくしている理由があまりない
考えれば考えるほどワクワクしない帰途。

乗った時に髭の長いおじさんが左にいて
「ヘロー」と挨拶をしてみたけれど無反応。
子ども嫌いな人だったら困るなぁと思ったら
離陸前にいなくなって、そのまま戻ってこなかった。

「あ、やっぱり子ども嫌いでうるさいと嫌だから席を変えてもらったんかしら」と
私は思ったわけ。

何はともあれ、隣の席が空いているというのは子連れにはありがたい。
外にも出やすいし、かばんも起きやすいし、ごはんも隣において食べられる。
(ひざに乗せてごはんを食べるとお子が手を出してきて危険!)
出発が2時間遅れという嬉しくないスタートだったものの
泣いてる間は立って歌を歌って、おっぱい飲ませて、
スプーンと、きりんのソフィーとたんばりんで乗り切って
到着した東京。バシネットでも5時間くらい寝てくれたし。
ふぅ。前半戦終了。

そこから大きなトランクを預けて
京成線、JR、西武新宿線と乗り継いで帰るわけだけれど
ぐずぐずしている赤子を持って混んでる電車に乗ってるって
本当に肩身が狭いものなのよねー。
「なんでこういう時間に赤ちゃん連れて母親が出歩いているわけ?」
みたいな視線が飛ばされるようなそんな空気の中帰るんだろうなと思ったら
京成線でも、JRでも西武新宿でも
全部席を譲ってくれる人がいたの。
子どもがぐずるときは立って揺れてないと余計泣くので
丁寧にお礼を言って辞すわけですが
本当に本当にありがたいことでした。

荷物が多くて(トランクは宅急便で送ったけれどコンピューターバックと
ママバックとおみやげバックで3つもって、赤ちゃんいると結構すごいことになってる)
コンピューターバックを下において倒れちゃった時も
隣にいた本を読んでいたサラリーマンが
「あ、大丈夫ですか?」っていって私が取りやすいように立ててくれたし。

メディアを通じて情報を仕入れていると「日本社会は子連れに冷たい
という刷り込みがどうしてもできてしまう。
もちろん、譲ってくれない人も普通にいるし、ベビーカーの子どもを振り向きざまに
殴った人のニュースなんかもあるからそういう人もいるんだろう。
でもね、私が日本で2カ月妊婦、6か月母親やって思うのは
日本は圧倒的に親切な人の方が多い、ということ。

何回譲られたり、ベビーカーもってもらったり、ドアあけてもらったかわからないし
子連れで嫌な思いをしたのはほとんどない。

「子連れだから親切にしてもらって当然」なんて全く思わないし、
やっぱり帰宅ラッシュの疲れているところに赤ちゃんが大泣きしたら
ため息つきたくなるかもしれない疲れている人の気持ちは理解できるつもり。
でもそういう時間に、
こんなにちゃんと他人を思いやれる人がたくさんいる日本で私は心から嬉しい。

・・・という話を最初っから母親にしたら母親が一言。

「その最初のひげの人もみおが子ども連れてたから譲ってくれたのかもしれないね」

「子ども嫌いな人で避難したのかな」と思った自分を恥じた瞬間。
そうか!そういう可能性もあったんだなぁ。

今日夜読んだ本にまたぴったりとくる文があった。
「世界がどんなに見えるかは100パーセントあなたのバイブレーションのレベルで決まっています」
「私たちがなすべきことはただ一つ、愛や意識を広げるということだけです」

カナダの時間も愛と温かさに満ちた時間だったけれど
こうやってまた日本に帰ってきて、帰宅途中に人々の優しさに触れて
私も他人にちゃんとやさしい人であろう、
と新年の抱負にひとつ項目を加えた夜でした。

花には水を 人には愛を_d0153664_16438.png

だれかに優しくしてもらったら、ちゃんと優しさをつなげていく。
# by miomiomiomion | 2016-01-15 16:08 | 旅の記録

大きいのはいいことだ?

カナダに来て驚くのは

基本的に何でもでかいことである。

私は身長が166センチあるので日本人女性としては平均より高いはずなんだけど
こちらに来ると普通かむしろ「小柄」の部類に入る。
となりにいる相方が2メートルだから必要以上に強調されるってのはあるか。

しょっぱなのエアカナダ。飛行機の荷物入れ、
つま先立ちにならないと閉まらなかったときにあれ?と思う。
座席の間隔もアジアのエアラインに比べて広めな印象。
家庭用のラップが762m入りだったり(業務用とかではなくて2人暮らしの家のラップ)
4人家族の朝の食卓のピーナッツバターが2キロ入りだったり。
ちなみにそのピーナッツバターも「一ヶ月くらいで終わっちゃう」そうで。
なんかとにかく「大きい」し、「多い」のだ。

普通のスーパーで売られている4Aバッテリーが50本入りなのがおかしくて
思わず写真とっちゃったら「あなたの国には電池はないの?」と笑われたんだけど
「50本入りはないよ」と言ったら
「だって、電池ってたくさん必要になるじゃない?」といわれた。
電池ってだいたい2本欲しくて、ちょっとお徳だからって4本入りで買って
使った後の2本をどこかにあるはずなんだけどみつからなくてまた4本入り買うっていう
ループを永遠に続けている私としては50本入りってちょっと気の遠くなるような数である。
去年A4の電池って確か電子辞書で2個と目覚まし時計で1個使った私としては
ざっくり言って16年分である。

大きいのはいいことだ?_d0153664_11111154.jpg


Tim Horton(メジャーなコーヒーショップ)で
「スモールサイズ」を頼んだら普通に日本のMサイズがくる。
日本だとJPの駅のジューススタンドでスモールで頼んだら
尿検査のカップくらいの小ささで来るというのに。(←あれは小さすぎる)
コーヒーは嫌いじゃないけれど、
エスプレッソカップの量で十分でしかもミルク8割で飲みたい私としては
(大きなマグカップに入れて作ってもらって正午になってもほとんど減らない)
ちょっと大きすぎる。

クリスマスに欲しいものは?って聞かれてたから牽制して
「なるべく小さくてかさばらないもの」とリクエストしててもらったのがコレ。
「たたむとコンパクトだよ!!」と力説されたが
実家に持って帰ったら母親が卒倒しそうな大きさである。
大きいのはいいことだ?_d0153664_11103677.jpg


ちょっとした(まぁいい値段の)おみやげを買って箱にいれてもらったら
箱が明らかに大きい。箱に書いてある物のサイズと色が違うことを指摘したら

にこっと笑って、
「ノープロブレム、中身には問題ないわ」と言われたんだけど。

うん、中身にはそりゃ問題ないけどね。箱が大きすぎるのは。
ものだけじゃなくて心も大きいといういことかカナダ人。
# by miomiomiomion | 2016-01-10 11:17 | かるちゃー

冬合宿

12月初旬の東京、18度だか超えた時あって
「暖冬」だったよね?
一応ダウンジャケットも出してはいたけれど
持って出てもきなかったことが何度もあったような。

カナダもね、今年暖冬なんですと。
なんでユニクロで「進化したヒートテック」を買っといた。

そしたらなんのことない
トロント到着したら、
マイナス19度(((( ;゚д゚))))アワワワ

普通に、すごい寒いんですが・・・

夫「2年前、マイナス48度まであったんだから30度も暖かいじゃん」

・・・・基本365日Tシャツの人ですから、脂肪の量体感温度が違うのです。
と思って外に出たら、バービーみたいなスリムでキュートな高校生っぽい子たちが

ホットパンツ(←超短パン。ヒートテック的なホットじゃなくて)と
サイズLのスムージー持って歩いてる!

じょ、女性は体を冷やしていけないよ・・・と言いたくなる風景。(←余計なお世話)
若いっていいなぁとちょっと思ったけど、
別に自分が若いとき、真冬でスムージーは飲まなかったか。
(スムージーなんてしゃれたものが存在しなかったという点はおいといて)

トロントよりマイナス5-10度は寒い中部に飛び、
2週間、クリスマスキャンプしたり、馬に乗ったり、ソリしたり、
パズルしたり、おうちでぬくぬくしてお料理手伝ったり、外に散歩にいったり。
昨日「あー今日は寒くないなぁ」と思ったら
マイナス5度だった。

気がついたらこっちの人みたいに家の中は半そでかうすでの長袖一枚で
外に行くときにダウンジャケット、みたいな感じで大丈夫になってる。

油とカロリーが多いこっちの食べ物のせいかもしれないし、
ただ単に寒さに慣れた、ってことなのかもしれないけれど。

うちのお子もさすが、というか寒さには強くて
日本でも毛布(というかおなかに何かかかるのが)嫌いで
夜気がついたらべろーんと丸出しで寝てることがよくあったけれど、
こっちでも薄手のロンパースで
寝袋みたいなオーバーサイズのスノージャケットに放り込んだら
基本どこでもご機嫌になってる。
ソリ遊びも楽しそうだし、お外での高い高いも大好き。

マイナス20度を経験するとマイナス5度が温かく感じる。

人生の幅ってこういうことだなぁと思う。
つらいこととか大変なこと、悲しいことがあっても
自分が耐えられないと思う枠よりちょっと(というか結構)外の経験をしても
意外に大丈夫だったりして、
自分のキャパがぐんと広がって
「マイナス5度」の体感が「快適なもの」に変わってくる。
マイナス40度が日常的に耐えられていればマイナス20度だってらくらくいける。
そんな冬合宿な日々なのです。

努めて大変な(と思われる)こと、きついことに身を呈してみることって大切。

大人になるとどうしても自分で選べる分楽な、楽しいほうに流れがちだけれど
ちゃんと自分のキャパが広がるような環境やら挑戦やらを設定しないとね。

ちなみに、進化したヒートテックなかなかいいよ。
マイナス温度でも十分対応可。
半そで-ヒートテック-ダウンジャケットが基本コーデ(ぷ)です。
家の中では半そでね。

冬合宿_d0153664_23222056.jpg

馬も人間もモコモコ 動きもモコモコ(言うこと聞いてくれない)
# by miomiomiomion | 2016-01-06 23:32 | 楽しく生きる