世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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自分探しの模範解答

90年代最後から流行語をもはや通りこして、定番になりつつある
「自分探し」なる言葉のうさんくささがどうも気になって
各所で

「自分なんて探してもどこにもおらん!自分というものは作っていくものだ」

と主張してきたわけだけれど、
まぁ私だって考えてみれば大学入学から28で
まともに「これからずっとこの道でやって生きたい」と思う定職につくまで
「恋をしていたのよ」のフーテンの寅さんよろしく
世界各地をぐるぐるまわって、相当いろんなことやって
いろんな人に会って、自分の適性を拡大してきた時期は
まぁ平たくいって

自分探しの時期であった

といえなくもない。でも、そんな自分をみつけたいなセンチメンタルな心意気じゃなくて
世界を見たい!自分の力でどれくらいいけるのか?みたいな
とりあえずやってみよういけいけごーごーな開拓者のスピリットだったんだけれどね。
94年に最初の1人旅で、八丈島行って、面白い出会いとおいしいかわはぎがあって
95年に最初の海外1人旅で中国に行って、「おお世界にも出られるジャン」と
乗った調子と勢いで15年たった今はソマリアくんだりまで流れてきたわけだ。
これは仕事だけれども。
やりたいことをちゃんとやってきたから、年をとったことに後悔はないし
年をとることに恐怖もない。

で、気がつけば周りの同世代は結婚して、かわいい子供が生まれて
でもそれはそれで、そのなりに悩みも考えるところもあって
メディアは勝ち組だ、負け犬だと国民を面白おかしくカテゴライズするけれど
個人のレベルではもはや、何をしてれば幸せだ、
なんていう絶対的な価値観が存在してないのは多くの人がわかっている。
私もネタとしては使わせてもらうけれど
決して自分のこと「負け犬」だとは思ってないし、「勝ち組」だとも思ってない。

もはや仕事か家庭か?じゃなくて
どういかに自分のキャリア(仕事だけじゃなくて、自分というもののグレードを
あげる作業も含めて)と家庭を両立するかという問題に
社会全体がシフトしてきている。
専業主婦だからって、毎日カルチャークラブとか奥様友達とお茶会、テレビで
プラプラしている人なんて古今そんなにいないだろうし。

というわけで20代のピチピチな(←死語)悩みがぽんぽんあふれ出てくる
青春時代とはまた違った、重厚感のある悩みと将来がかかっている選択に
向き合わざるえない30代の女の子(注*おばさんではありません)
だったら共感することが多いはずの一冊を読み終えました。
彼女のいる環境も舞台設定も私の今とは全然違うのに、
とってもピンとくる言葉がいっぱい。
深いことを、軽くおしゃれに言う。できればププと笑えるような
私が文章書いてて目指したいのはこの路線。

Eat, pray, love Elizabeth Gilbert

若くして結婚し、それを傷だらけで脱出した筆者が向かった
イタリア、インド、そしてインドネシア。
そして最後は希望と笑いとちょっぴりの心配のスパイスが
聞いたTo be continuedな巻引きになるのだけれど、
とっても面白い本だった。
何より、このElizabeth Gilbertの軽妙でおいしい筆致がいい。
周りに出てくる人もとってもユーモアと愛に溢れている。

気に入ったフレーズを・・・
(イタリア語を習おうと思ったきっかけの言葉が)
「神の定義、それはThe love that moves the sun and the other starts」
(太陽と星を動かす愛)←すごい素敵な定義じゃない?

Zen masters always say that you can not see your reflection
in running water, only in still water.  So something was telling me
it would be spiritually negligent to run off now, when so much was
happening right now.
(インドのアシュラムで覚醒する経験を経て、そのあとの旅行の予定を変更して
いることにした理由)

Even in the worst tragedies and crisis, there is no reason
to add to everyone's misery by looking miserable yourself
(バリで出会ったおしゃれなブラジル人の女の子の一言。I strongly agree!)

I can never be a vegetarian, no with food like this in the world
(パーティにて。私もおんなじことを常々思うこと)

I have a tendency not only to see the best in everyone but to
assume that everyone is emotilnally capable of reaching
his highest potential. I have fallen in love more thimes than i care to
count with the highest potential of a man, rather than with
the man himself、then i have hung on to the relationship for
a long time (sometimes too long!) waiting for the man to
ascent to his own greatness.
Main times in romance i have been a victim of my own optimism
(彼女がだめんずな理由を自分で分析するところ。笑彼女とはすごい気が合いそう・・・)

To lose balance sometimes for love is part of living a blanaced life
(インドネシアのヒーラーの一言、深い!)

で、これだ。

I was not rescued by a prince; I was the administrator of my own rescue
(私が危機に陥っていたときに)助けてくれたのは王子様なんかじゃなかった。
いつだって自分が自分のレスキューの管理人だったのだ。)訳が下手ごめん。

自分探しって自分が納得するまでいろいろ歩き回って
結局ここにいきつくんだと思う。そう、青い鳥とおんなじで最初っからはたぶんきがつかないこと。
外に出てみて、感じて、考えたあとに「気づくこと」

なんていうか、メモ書きをわーっと書いてみただけなわけだけれど、
同世代の女の子のみなさん、この本おすすめよ~。
日本語訳も出てるみたいだけれど、
友達のメールを読んでいるような軽くて勢いのある英語だから
ぜひトライしてほしい。

ちなみに映画化されて、主演がジュリア・ロバーツだって、
それはみなくては!
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by miomiomiomion | 2010-05-15 17:09 | みおの本棚