世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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とろける限界

というわけで運命の

ハーフマラソン日

断食中でエネルギー不足で転がって膝痛めたりしたので
最後の一週間はきちんと調整ができなかったんですが
何はともあれ、年明けから走ってきてるしまぁ大丈夫だろうと思ってましたが

最後の6キロは地獄でした・・・

しかも太陽が昇ってくるし、坂道だし。
先頭集団の脂肪率0%の人たちは違うでしょうが
私のような中間で走るたまにそこそこアスリート
な人たちにとってマラソンってのは
誰かを負かす競技ではなくて、自分の弱さとの戦いね。

こう、最後の6キロくらいから歩き始める人がいて
「私も5分くらい歩いちゃえ」とかふと脳がささやくんですが
ウォーキングラリーじゃないんだから
やっぱり走らないと、負けなのだ。

車いすの(それも競技用のすごい車椅子じゃない普通の)ランナーや
どうみても60代の人がいて、
私がへばってどうするとも思うし、
30分前に出発して2週目のフルマラソン
脂肪率0.2%の先頭集団に目を奪われたり、
同世代っぽい(しかしのちに私より7つも下と判明)の子たちと励ましあったり、
途中でイボイノシシやヒヒが道路を横切ってたり
とにかく走っていて飽きることのない素敵なレース。
しょっぱなからジンバブエ-ザンビア国境の橋をわたって
ビクトリア滝にとろけだす朝陽を臨みながら
自分の限界に挑戦するって舞台設定として申し分なさすぎ。

で、途中でジンバブエの民族衣装(というか水着に羽が生えたようなもの)
をきたお兄さんの太鼓の生演奏があったり、
ナショナルパークの通常は出入り禁止地域を走ったり
小学校の前でこどもの大声援をうけたり
楽しませようという工夫がいろいろ!

結局私は2時間13分で完走。
最初の100人に配られるというメダルももらったから
人生初の試みとしては合格でしょう。

しかし、目から噴泉が吹き出す思いをしたのが
72歳のおじいさんが5大陸全てでフルマラソン完走してたり
(このおじいさんとは次の日のラフティングで一緒になったのだけれど
50歳から初マラソンで、ノースカロライナで大学教授をやりながら
日々日々たくさん歩いているそう。心からすごいわ、と思った)
ザンベジIron manというレースは2日分のラフティングを一日でやり
次の日はオフロード100キロをバイクで走り、最後の一日をフルマラソンという
鉄人レースの参加者が女性も含めて50人以上もいること!
フルマラソン走ったオーストラリアの夫婦は、
「これからタンザニアに飛んでキリマンジャロに登る予定よ」と笑う。

すごい、世界って広い!
いや、もうなんていうか、
自分としては最初「21キロも走っちゃっう自分ってすごい☆」な気分だったのが
周りをみているうちに「いや、私が走ったのはたったのハーフだし」な気分になってくる。
広い世界を知ると、人は謙虚になる。
それは卑屈になるということではなくて
まだまだ自分の限界を広げられる可能性に気がつくということ。
開かれていなかった目が開き、
考えていなかった未来が現実に近づいてくる。

5年前に山梨で友達と10キロ走ったときは、
10キロゴールしたときに息も絶え絶えだったんだけれど
(全然まともに練習してなかったし)
今回は普段から走ってることもあって
最初の1時間は、30分5キロペースを死守。
あっという間の10キロも全く問題なし。
ゴールを少しずつ遠くに、高くにおくことで
自分の精神力や体力が膨らむというのは
愉快な真実である。

自己実現とかがんばっている自分は美しい的なナルシストな考えじゃなくて
ただ、シンプルに、昨日の昨年の自分にできなかったことを
今年の今の自分ができている事実が嬉しい。
ハーフをあと何回か走ったらフルマラソンもいけそう。
フルマラソンできたら鉄人レースも出れるかも。
海外のハーフマラソンに、
リゾートダイバーならぬリゾートランナーな休暇をとってもいいかも
・・・と上昇拡大していく思考は
もう年だしとか、体動かさないしとか
忙しいしとか、他にやることあるしとか
やらない理由を模索するより
100倍Inspiringだ。
自分ができることって、自分が考えているより大きいということを
体をはって実感していく、というのは健康的な学び方。

「あなたの能力に限界を与えるものは
他ならぬあなたの思い込みなのです。」
ナポレオン・ボナパルト

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午後には一緒に走った人たちとサンセット・クルーズに参加。
ウォッカ・トニック何杯飲んだでしょう・・・
よく走って、よく笑って、よく飲むんだわ、みんな。
雄大な夕陽に包まれるザンベジ川で、象もかばもワニも出てきました。
ウォッカの幻影ではありませんw
いやぁ実に気分がよい!
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by miomiomiomion | 2010-08-29 23:16 | 旅の記録