世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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最近はFBでちょこちょこ書くのに慣れてしまい、
ブログが放置されていてすみません。
日記は書いているんだけれど、
消化するようなどろどろな感情がないので
もっぱらやったこと・食べたもの・習ったラオス語日記になってる。
小学生みたいにいろんなことを吸収して、驚いて、楽しむ
「生きる」ことの基本をおさらいする毎日だ。

新しい友達ができたり、習い事をやったり
(大使公邸で伝統舞踏と茶道というセレブぶり!)
ローカルサウナでハーブで蒸されたり。
バイクに乗れるようになったり。
仕事に関してはもう8年目なんだけど
経験値があまり生かせないニュー分野。
いくつになっても、新しいことを手がける、というのは楽しい。

言いたいことがないわけじゃなくて
それをうまくまとめあげる時間がない。
とりあえず、材料を準備しないとおいしいごはんを準備できないのと一緒。
今は畑を耕して、種を撒いて、
道具の使い方を習っている最中。

それに今はホームステイをしているので
家に帰ると「家族の時間」なのだ。

言葉がお互いしゃべれないけれど
単語とハートでなんとかなってる。
言葉に頼り切って、
「わかってもらって当然」という環境にずーっといたので
言葉という手段が使えない
コミュニケーションの原点で久しぶりにうろうろしている。
「学校どうだった?」とかそんな簡単なことも聞けないし
おお、これいいねーと賛辞したくても言葉のバラエティがない。
で、いいってただの「Dii」だから、なんか感情の入れようがないんだわ。
「Fantastic!」(すばらしい)とか「Incredible!」(信じられない)とか
「Amazing!」(驚くべきだわ)とかそういう感情も全部「Dii」
いや、本当はまだいろいろボキャブラリーがあるんだろうけど
まだ習ってないだけかな。

ホストシスターの小学6年生のニーと仲良くなった。
このニーがねー類まれな美少女。(というかラオスの女の子は結構かわいい子が多い)
宮沢りえのリハウスのCM時代を彷彿とする
可憐で純で、まっすぐな美少女。
このニーが、夜私が帰ってくるまでご飯待っててくれたりするのですよ。
「私は、みおと一緒にごはんを食べる!」と言って。
でも私の前ではそういうそぶりをみせないクールな少女。
にこっと笑ってごはんをよそってくれる。家に帰るのが毎日楽しい!

で、ホストマザーのジョイは
気配り上手のおっかさん。
彼女が腕利きのテーラーだったりするので
シャツもシン(ラオスの伝統的なスカート)も仕立ててもらい
野菜がメインで肉やえびなんかもちゃんとある栄養満天のごはんはいつもおいしいし、
雨が降れば車で送ってくれるし、部屋もきれいになってるし、
洗濯物もすかさず洗ってもらっちゃって、
「自分でやるからいいよ!」といっても
全部「ボッペンニャン!」(大丈夫!)
でまるめられてしまう。
で「せっかく一緒にいられて楽しいから、まだ来月もいなさい」
とか言ってくれる。涙~

ラオスにきて心から思ったのだけれど、
国じゃなくて、問題じゃなくて、人だなーということ。
そりゃ、科学技術とか教育レベルとかいろいろ状況を決めるファクターは
あるけれど最終的には人。
大きな家とか、車とかジュエリーとか
いろんなものが一時的に幸せにしてくれても、
結局のところ、周りの人がよくなかったら
人生ってがくーんと価値が下がる。

いい人に囲まれていると、悪い人になるのは本当に難しい。

ラオスにきてから一回も腹がたつことがないし、いらいらすることもない。
うん、ソマリアでも別にすごい怒りっぽいってわけじゃないけど
普通に「あれー?」「えー?」と思うことってあったわけだけれど
ラオスにきてから、自分が人間的にすごく一段上の心の平安を得た感じ。
それも自分の努力でとか瞑想してて、とかじゃなくて
ただ、一緒にいる人が本当にいい、ということだけで。
周りにね、いらいらしている人がいないのだ。

ラオス人も、ここにいる外国人も本当にいい人。
これってまだ最初の2週間でナイーブだからなのかもしれないけれど

確実にいえることは、ネガティブな空気が伝染するみたいに
(一人怒りっぽくていらいらしている人がいると
緊張というかいやーな空気が蔓延する)
「誰かのために何かやってあげよう」とか「おお、これってすごいなー」とか
「これいいねー」とかそいういうポジティブな空気もがんがん伝染する。
人道支援とか、社会開発とか肩肘をはることじゃなくて、
自分がきちんといい人間でいて、周りもいい人で、いい空気を一緒に作っていく
という人生の基本をここで確認する。

緊急の現場のエキサイティングで血沸き肉踊る空気も正直くせになるんだけれど
(まーだから6年もやったわけで)これからは、開発の現場で
穏やかでさらさら空気が流れ、自分の肉が自然とやわらかくなりそうな環境で
頑張ってみようと思う。
力のいれどころが全然違うけれど、今の自分にはこれが必要。
がんばるぞ!
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by miomiomiomion | 2011-09-12 20:33 | 衣食住