世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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時間の砂

手のひらに載せた砂がさらさらと指の間から落ちていく。
そんなイメージで時間が過ぎていく。
そして今の持ち時間がなくなると
砂時計をひょいっと裏返すようにまた時間が出現して
またさらさら流れていく。
そしてあるときにふっと、追加する砂がなくなって終わってしまう。
だんだん自分の持ち「時間」がやせ細っていくこともあるだろうし
そうじゃなくて、突然停電するみたいに時間の追加がなくなる人もいる。
時間は永遠じゃないんだ。
否、時間は永遠だけれど、私たちは永遠じゃない。

時に湿った、時に黒いときもあるし
キラキラ光ったものや、白い軽い時もある。
時間には「質感」がある。

今の私の周りにある時間は重くて、速い。
ちゃんと時間をつかまえておかないと
進み方が加速していて、
正直怖くなる。
大切なものもどんどんすりぬけていく。
どんどん、どんどん。さらさら。
歳をとるのが怖いのではなくて
いろんなことがわかってきて
その更に奥がみえてきたときに
自分にその先を攻略する元気や能力がなくなっていて、
感じるであろう敗北感が怖いんだなぁ。

自分にプレッシャーをかけて
成長する必要はもうないのかもしれないけれど
常に自分は「今」のベストコンディションにしておきたい。
できない言い訳はいくつも準備できるけれど
「時間がない」というのは、
時間管理と優先順位付けがうまくないだけ。
「能力がない」というのは
24時間の使い方が間違っているだけ。

朝起きてから確認するThings-to-doリストに
今日だけじゃなくてちょっと向こうの自分を見越した
課題も付け足しておこうと思う。
今だけに集中するんじゃなくて、たまに顔を上げて進むべき方向を
確認しないと、がむしゃらに目の前のものに没頭するだけじゃ
だめなのだ。大人だからね、学生時代にみたいなレールがないし。

人生のステージが何段階も進んでくると
隠れアイテムや攻略法がどんどん巧妙になってくる。
ステージを降りちゃう生き方も、そりゃひとつとしてありだけれど
「なぜ私は今、生を受けたのか」とかそんなことをまじめに考えてしまうと
それは自分が楽しむためだけじゃないんだと思うわけ。

ホリデーでのんびりするのも、映画を観るのも、マッサージに行くのも
お酒飲んで楽しく騒ぐのも、買い物するのも、全部ありだけれど、
“この時間の使い方をしていれば、10日後の自分はよりよくなっているか”
ということを頭の片隅においておきたい。

ふと気がつくとオフィスにいすぎてしまったり、
あんまり価値のないネットの情報を読み込んでしまったり、
だらだら飲んで、語ることもあるけれど、
手のひらに載せた時間をぎゅっと握り締めるような自覚をもって
生きなくては、と思ったりする今日この頃。

悠久の時間に身を委ねる生き方をするには
まだちょっとエネルギーがありすぎるし、
この世の中にやらなければいけないこともありすぎる。
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by miomiomiomion | 2011-10-18 18:38 | ワタクシゴト