世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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よい人ウイルス

10月10日からセキュリティーガードをつけた。
3交代の24時間・7日。ずーっとセキュリティーガードがつく。
最初にきたのは、どうみても17歳くらいにしか見えない「少年」
私より身長が低くて、やせていて、しかもシャイ。
なんかあっても、私を”守ってくれる”ようなボディーガードにはなりそうにない。
というか、なんかあったら私が助けてあげなくちゃだめそうなかよわい感じ。

次の日からいないから、たまたま来てた監督格のおじさんにきいたら
「彼は病気になってこられなくなった」だそうで…

で、今は朝は長い髪の女の子
昼間は、人のよさそうなおじさん
夜は、かわいらしいお兄さん
のローテーションで回ってる。
どの人も全然強そうに見えないが
にこにこしてとっても感じのよい人たちだ。

ラオス人って
もともとマッチョでムキムキな怖い人いないので
とりあえず”人がいる”ってことで
悪い人は来ないらしい。
で、UNDSSのセキュリティーブリーフィングでも
「House break in(家宅侵入)が増えていますが刃物をもつような
ケースはほとんどありません」とのこと。
特に私の住んでいるあたりはオーナーが
地元の有力者なので、悪いことをすると足がつきやすいから
大丈夫、という裏の情報もあり、あんまり心配はしていない。
(というか、今私のうちなんも高価なものないし。テレビくらい?)

うちのまわりのセキュリティーガードが集まって
夜に一緒にごはんを食べていたりしてとってもほほえましい。
しかしもともと悪い人がいっぱいいるような国でもないので
セキュリティーガードってのはすごく暇そうなのだ。

で、この夜担当の男の子、自発的に庭のそうじをやりだした。
朝の5時半に水の音がするから窓から覗いたら、庭木に水をやっていた。
週末に音がするから一階に下りたら、窓を(外側から)拭いてくれていたり。
セキュリティーだけだと一ヶ月のお給料が60ドルくらいなので
小さな仕事をやってお小遣い稼ぎをするのはよくあることらしいけれど
こういう心がけをちゃんとできるというのは心憎いではないか。

ということで、ありがとうをこめてちょっとチップを渡した日、
家のほうきとごみをいれるバスケットが全部新しくなっていた。
なんか、ちょっとじーんとしちゃった。

でそれと別に感動したのが、
バイクの向きが、朝になると必ず頭がゲートを向いていること。
だいたい帰ってきてそのまま庭の方向にむけて駐車しちゃうから、
そのままだと朝バイクを180度動かさないと出られない・・・
のがこのガードのお兄さん、鍵がかかっているバイクを
うんしょっと動かしてすぐ出られるようにしてくれていたのだ。

なんだかなーこういう小さい、心憎い心遣いをしてくれる人が回りにいると
私もいろいろいい人になりたくなる。
帰りに焼き鳥の差し入れをしてみたり、朝オレンジジュースをあげたり
小さい「ありがとう」を積み重ねて、
お互いが気持ちよく生きられるのはとっても素敵なことだなと思うのだ。

今日も日曜日のカフェでネットつなげて仕事しようとしたら動かなくて
うちのICTに電話して「どうしたらよいのか」アドバイスもらおうとしたら
10分しないで、”外に出る用事があったからついでに”きてくれたりする。
とにかくよい人が周りにいっぱいいると、悪い人になるのは難しい。

いいことも、いい気持ちも、伝染する。
いいことをしてもらったら、倍にして返す、
そういう気持ちでみんなが生きたら
世の中はどんどんよくなる、そう思うのだ。

社会をよくするのは難しいことではない。
周りの人間に、愛と感謝と心配りをもって生きること。
それが基本だ。
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by miomiomiomion | 2011-10-20 18:09 | かるちゃー