世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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脳定食

巷に相当な本が出回っていて
ネビゲーターなく「良書」を「どうでもいい本」から
区別するのは、ほぼ不可能に近い。

ベストセラーであるかどうかは
ただの人気の指標で、
「いい本」だから人気というわけでは全くないし
たくさん支持がある=読む価値が高いというわけではない。
ちゃんとフォローしてないから
あんまり私がえらそうなこといえる立場にはないのだけれど(それでもいう)
芥川賞とかそういった権威のある賞の類も
○○賞だから、傑作!というわけでもなさそうだし。
最終的には好みの問題なんだけれど
昔の山田詠美に感じたような
「あーこの作家の本が読みたい!」という渇望感を久しく感じていない。
村上春樹は好きだけれど、IQ84の英語版の広辞苑のような分厚さに
躊躇してまだ買っていないくらいだし。
(だって広辞苑だよ、もちあるけないじゃないねー)

今はネットとか新聞とか雑誌で「この本はいい!」と薦められてよさそうなものを
アマゾンで実家に送ってといて
帰国のたびに山のような本を持って帰ってくるのだけれど
誰がなんでよいと言ったか全然覚えてないような
???な本もあったりする。
それはそれは自分の興味外の範囲に食指を伸ばすいい機会ではあるわけで。
Kindle touchを買ったので、これから少しずつ
本から電子リーダーにシフトしていこうとは思っているんだけれど
日本語文字媒体の本はKindle化全然されていないのだね。
というわけで英語の本はKindle、日本語は文庫の二本立てでしばらくは
いくか、と。

で、この病気中に読んだ本。
①花芯(瀬戸内寂聴)
②世界一の美女になるダイエット(エリカ・アンギャル)
③いかにして自分の夢を実現するか(ロバート・シュラー、稲盛和夫監訳)

①の花芯。
瀬戸内寂聴さんの存在は知っていたけれど、初めて読んだ一冊。
うわーこれぞ恋愛小説!という色香と艶に包まれた展開で、
そりゃこれは村上龍や詠美の比じゃなく物議を醸し出したろうなーという
ゾクゾクする枠のはみで方。横恋慕あり、年の離れた恋愛あり、
そしてどれもハッピーエンドから程遠い破壊的な愛。
時代を縦横無尽に駆け巡り、普遍的な(でもかたにはまらない)愛の形は
小説ならでは。これ、映画にしたらちょっと生々しすぎるな。
(しかし寺島しのぶあたりでやれそう)

②の世界一の美女になるダイエット
言ってることは間違ってないだろうし、読みやすい。
でもこれ、本じゃなくて雑誌の特集って程度で十分。
ま、具合の悪いときに重いもの読みたくないけど、
間違った情報とか変に軽めの小説読んでイライラするよりは
正しく、軽い情報ソースとしてありな一冊。
ローズマリーは脳を活性化させる、とか
よい油をちゃんととりましょう、とか。
賛否両論があるミス・ユニバースですが
(それでも最近は全然日本勢ぱっとしないなぁ)
正しい情報が必要なのはなんもミス候補だけじゃないわけでして。

③いかにして・・・
うちに10冊はある自己啓発本。こういう本は折にふれてさらーと読み返す。
天気のよい日曜日に庭のハンモック乗りながら、とか
早く帰ってこられた水曜日の夜に、ボサノバ聴きながらとか。
短い的確な言葉で、ストレートに効くので
自己暗示のように読み返す。いろんな自己啓発本があるから
自分の気持ちに合うのをテーラーメイドで読む感じ。

自己啓発本ばっかり、ってのも深みがないし、
読みやすい小説ばかり読んでも、人生観は変わらないし、
食べ物とおんなじで、読書もいろんなジャンルのものを
少しずつ消化するかたちで自分に取り入れる。
脳にもたんぱく質や、サラダや、炭水化物が必要だし
どうせいれるなら、和風だけじゃなくて
世界各国の知識と英知を取り入れたい。
今、英語で読んでいるのは映画化された
「Into the wild」、全ての持ち物を捨てて自然に還った
バックパッカーの話。

もうちょっと読書しなくては。

花芯 (講談社文庫)

瀬戸内 寂聴 / 講談社

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世界一の美女になるダイエット

エリカ アンギャル / 幻冬舎

スコア:



いかにして自分の夢を実現するか―あなたは「自分のこの不思議な力」をまだ使っていない

ロバート シュラー / 三笠書房

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by miomiomiomion | 2012-02-25 10:22 | みおの本棚