世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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一年後の今、思うこと

2011.3.11 は多くの人の人生を変えた。

私は当時ソマリアにいて飛び込んできた同僚にせかされてみた
CNNの映像を見て言葉を失った。町が津波に飲み込まれていくその映像が
何度も何度も繰り返された。その後、日本で3ヶ月ほど緊急支援をするために
出向したのだが、今でも「もっとできたんじゃないか」と自問することが何度もある。

3月11日は過去になったが、終わったわけではない。
多くの友人がそこに残り仕事をしているし、見つかっていない人もまだたくさんいる、
福島のことだってある。私はまたもとの仕事に戻って日本から離れてしまったが、
震災前の私とは同じではない。自分が大切にしていたものや
人がこんなにもいきなりなくなってしまうことがあること、昨日あったものが今日ないこと。
人生は当たり前のように流れていても、限りがあることを
私たちのどれくらいが気がついていただろう?
緊急援助・復興支援を専門で、世界の紛争地や被災地を転々としてきた私でも、
こんなに重量感をもって人生のはかなさを感じたことはなかったように思う。

明日もし自分の人生が終わっても後悔しない生き方をしているか。
自分の愛する人にちゃんと愛を伝えているか?
日本にいる間、たくさん涙したし、笑いもしたし(それが人生の妙だ)
特に気仙沼にいる間にたくさんの素敵な人と仕事ができたことは本当に幸運だった。
町は壊滅状態だったけれど、そんな彼らを通して、
私は日本の将来に光と希望を感じることができたんだ。
良心、勇気そして行動を通して、日本は立ち上がった。
今メディアから伝え聞く日本のそれは震災後のそれとは全く違う。
正直に、日本人に生まれてよかったと思うし、
私も日本クオリティに恥じない立派な日本人でありたいと思う。
世界に出ても、私はちゃんと日本人であり続ける。

日本だけではなく世界中から違ったスキルや思想、年代と
やりたいことをもったたくさんの人たちがきて、
そして現地の人たちの強さにあって、今までの生き方を私も見直したのだ。
そういう意味でこの震災は私を変えた、と言えると思う。

出会えた人たちに、出会ってないけれどがんばっている人たちに
レスペクトと感謝と愛を。
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by miomiomiomion | 2012-03-11 03:16 | ワタクシゴト