世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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うまいへたの向こう側

ラオスは実は「マッサージ大国」なのだが
ロミロミ、とかタイマッサージ、とかアーユルベーダーみたいな
その国特有のマッサージ、がないので
(ラオマッサージってあるんだけど
タイマッサージと何が違うのかよくわからない)

ラオスでマッサージってピンと来ない人が多いだろう。
穴場なのに。タイよりも安いし、技術もそんなに悪くはないのに。
(でも結構ピンキリ)

足マッサージは一時間350円からあるし
全身マッサージも
「いかにも町のマッサージや」みたいなところだと400円
ちょっとしゃれた終わったあとに
果物が出るスパっぽいところだと1000円
高級度の高いバスロープに着替えるようなところでも3000円くらい
というステキさだ。ブライダルエステをするなら、ラオスだ、
という誰も思いつかなかったことを考える
←そういうところにビジネスの可能性があるのだよ、諸君(誰)。
飛行機代と宿泊代を考慮しても、精神的にものびのびできて
食べ物なんかも基本オーガニック
なことを考えると一ヶ月くらい集中的にステイして
身も心もピカピカになれるラオス、悪くない(どころかすばらしい)

この一年半、毎週一回という真面目な頻度で
マッサージに足繁く通う私なのだが
わかってきたことがある。

マッサージのうまいひとは、
それこそ一番最初に足をぎゅーっと押しただけでわかる、のである。
なんていうか手の柔らかさというかすいつくような弾力とか、
手の温度とか、厚みとか最初の、ぎゅーで、わかってしまう。

いわゆる”ゴッドハンド”というやつだけど、結構な頻度であたる。
毎日やってるわけだからそりゃ技術はあがってくるんだろうけれど
たぶんその人のもつ、センスとか感性とか情熱、
とかそういう論理的な部分じゃないところも
大いにあると思われる。3回に一回くらいは
そういうゴッドハンドにあたっていい思いをする。
ま、ゴッドハンドでなくてもそれなりに気持ちはいいんだけど。

手の温度が高ければいいってもんじゃなくて
(生暖かくて気持ち悪く感じる場合もある)
ぐいぐい力技で押し込めばいいってもんでもない。
(それは痛いだけ)

ただ特に安いところだと隣の敷居がちゃんとなくて
マッサージ師同士がマッサージしながら
おしゃべりしていることがよくある。
「ちょっとこの子、ラオス人っぽくみえるけど、
きっと韓国人かしら。年いくつだと思う?」
とかそんなことを隣の女の子にベラベラしゃべりながら
マッサージする。
2万円払ってホテルエステ、とかだったら
「ちょっと静かにしてください」とでも
何とでもいえる権利がありそうだが
400円のマッサージは「癒される」とか「くつろぐ」というのが
たぶんプログラム内容に入ってないので
マッサージ師がしょうもないおしゃべりをしていても
流れているBGMがタイポップのカラオケ(←熱唱系)でも
文句は言えないのだ(言ってもいいけど、たぶん改善しない)

ということで、ゴッドハンドが必ずしも高級スパにいる、わけではなく
ゴッドハンドを堪能しながら、
そのおねえちゃんの世間話やタイポップをきいてないふりをする、
というのがラオマッサージの正しい楽しみ方、なのかもしれない。

で、でもよ、これでこういう「あーあ」な部分が
プロフェッショナリズムが高揚して排除されると
たぶん値段も10倍かそれ以上に高騰するんじゃないかと思うの。
なんというか、絶妙なバランスがとれている値段設定なのかもしれぬ。
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by miomiomiomion | 2013-05-27 22:30 | 楽しく生きる