世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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花には水を 人には愛を

カナダからの帰国。

12時間以上のフライトを子連れで、
カナダに着いた時みたいに空港で待っててくれる人もいない中
午後6~7時の魔の時間を帰りのラッシュアワーに帰るという苦行の一日半。
カナダと日本の時差は10時間なのでほぼ昼夜逆転。
日本に到着が午後5時半というのはカナダ時間で朝3時半という真夜中。
日本時間は魔の時間だし、カナダ時間は真夜中だし、
どっちにしても赤ちゃんが機嫌よくしている理由があまりない
考えれば考えるほどワクワクしない帰途。

乗った時に髭の長いおじさんが左にいて
「ヘロー」と挨拶をしてみたけれど無反応。
子ども嫌いな人だったら困るなぁと思ったら
離陸前にいなくなって、そのまま戻ってこなかった。

「あ、やっぱり子ども嫌いでうるさいと嫌だから席を変えてもらったんかしら」と
私は思ったわけ。

何はともあれ、隣の席が空いているというのは子連れにはありがたい。
外にも出やすいし、かばんも起きやすいし、ごはんも隣において食べられる。
(ひざに乗せてごはんを食べるとお子が手を出してきて危険!)
出発が2時間遅れという嬉しくないスタートだったものの
泣いてる間は立って歌を歌って、おっぱい飲ませて、
スプーンと、きりんのソフィーとたんばりんで乗り切って
到着した東京。バシネットでも5時間くらい寝てくれたし。
ふぅ。前半戦終了。

そこから大きなトランクを預けて
京成線、JR、西武新宿線と乗り継いで帰るわけだけれど
ぐずぐずしている赤子を持って混んでる電車に乗ってるって
本当に肩身が狭いものなのよねー。
「なんでこういう時間に赤ちゃん連れて母親が出歩いているわけ?」
みたいな視線が飛ばされるようなそんな空気の中帰るんだろうなと思ったら
京成線でも、JRでも西武新宿でも
全部席を譲ってくれる人がいたの。
子どもがぐずるときは立って揺れてないと余計泣くので
丁寧にお礼を言って辞すわけですが
本当に本当にありがたいことでした。

荷物が多くて(トランクは宅急便で送ったけれどコンピューターバックと
ママバックとおみやげバックで3つもって、赤ちゃんいると結構すごいことになってる)
コンピューターバックを下において倒れちゃった時も
隣にいた本を読んでいたサラリーマンが
「あ、大丈夫ですか?」っていって私が取りやすいように立ててくれたし。

メディアを通じて情報を仕入れていると「日本社会は子連れに冷たい
という刷り込みがどうしてもできてしまう。
もちろん、譲ってくれない人も普通にいるし、ベビーカーの子どもを振り向きざまに
殴った人のニュースなんかもあるからそういう人もいるんだろう。
でもね、私が日本で2カ月妊婦、6か月母親やって思うのは
日本は圧倒的に親切な人の方が多い、ということ。

何回譲られたり、ベビーカーもってもらったり、ドアあけてもらったかわからないし
子連れで嫌な思いをしたのはほとんどない。

「子連れだから親切にしてもらって当然」なんて全く思わないし、
やっぱり帰宅ラッシュの疲れているところに赤ちゃんが大泣きしたら
ため息つきたくなるかもしれない疲れている人の気持ちは理解できるつもり。
でもそういう時間に、
こんなにちゃんと他人を思いやれる人がたくさんいる日本で私は心から嬉しい。

・・・という話を最初っから母親にしたら母親が一言。

「その最初のひげの人もみおが子ども連れてたから譲ってくれたのかもしれないね」

「子ども嫌いな人で避難したのかな」と思った自分を恥じた瞬間。
そうか!そういう可能性もあったんだなぁ。

今日夜読んだ本にまたぴったりとくる文があった。
「世界がどんなに見えるかは100パーセントあなたのバイブレーションのレベルで決まっています」
「私たちがなすべきことはただ一つ、愛や意識を広げるということだけです」

カナダの時間も愛と温かさに満ちた時間だったけれど
こうやってまた日本に帰ってきて、帰宅途中に人々の優しさに触れて
私も他人にちゃんとやさしい人であろう、
と新年の抱負にひとつ項目を加えた夜でした。

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だれかに優しくしてもらったら、ちゃんと優しさをつなげていく。
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by miomiomiomion | 2016-01-15 16:08 | 旅の記録