世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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来客万来

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イエメンは基本的に大家族で、親戚も多いので

一人暮らし

の人があまりいません。
よって、外国人の私たちは

でかい家(もしくはアパートに)にあえて一人暮らしOR家シェア

ということになります。3階建てのうちとかごろごろあって、
部屋も8部屋とか12部屋とか私が見たなかで一番すごいのは23部屋という豪邸もあって、
トイレもいっぱいあるし、リビングルームと娯楽室
(カットという麻薬性のある葉っぱを噛むための部屋)と細かい部屋がいっぱいあって

一人で住んだら毎日違う部屋で寝られる!状態(←寝ないけど)

というわけで私は同僚3人と豪邸をシェアしています。
7部屋あって、それぞれにトイレとバスルームがあって、
台所も二つあって未使用の部屋もあります。
同居人はパキスタン、ケニア、南アフリカ人なんだけど
宗教も生活習慣も違って、毎日面白いです。
ちなみに二人はソマリア、スーダン時代からの同僚。
こうやってまたおんなじ赴任地で会う腐れ縁の友人です。

で、パキスタン人が
「今週の金曜日にお客さん呼んだから予定あけといてねー」というんで
「いいよいいよ」と安請け合いしたら

パキスタン大使来るから」


え。

ってか、そんな大物がなぜうちに・・・・

「パスポートの更新について大使館に問い合わせしたら大使から返事が来たんだよ」
っていうんだけど・・・・

ってか、パスポートの更新の問い合わせに大使が返事してくるってのもビックリだし、
それで、「うわ!大使から返事きちゃった。すげーうちに呼んじゃえ」
といううちの人の思考回路も、ビックリ。

ということで大使くるんだけど、

ミオ「で、SPとか来たりしてね(笑)何人来るの?」
パキ「10人

ってか、そんな大人数うちに呼ぶんだ・・・・

5ヶ月経ちますが、文化の違いってそんなにすぐに埋まったりはしません。
というわけで10人分(プラスうちらで14人分)の料理な今週末です。
あー楽しみ(汗)
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by miomiomiomion | 2015-01-08 21:53

書くことの効能

書くことのよいところ。

①脳みそが整理できる
②考える、しゃべるスピードをいったん留保して、消化する時間がある
(から考えがはっきりする)
③残る

交換日記、読書感想文、手紙、ジャーナルから、国語の課題から
小論文からエッセイまで
私たちは普通の学校教育期間に
ずいぶん書く訓練をしている。

昔だったらニュースレターみたいな紙媒体で大量にコピーして
送っていたような文書が
今はメーリングリストやらブログやらFacebookで
瞬時に世界に向けて発信できるようになった。が、

クオリティがあがったかどうかは全く別問題

逆にどうでもいいつぶやきが垂れ流されることで
垂れ流す時間もエネルギーも消費されるし
読む時間もエネルギーも消滅して
一番まずいのは
そのまずさになかなか気がつかない、ってことだと思う。

ネットをだらだらサーフィンしてて気がついたら3時間経ってた!
みたいなことってないことじゃないんだけれど、
その3時間って大層な時間なんだよね。
語学やってれば5年間で違う言葉がしゃべれるようになってたかもしれないし、
トレーニングしていれば、生活習慣病にもならないし、
いい本読んでれば、自分の血肉になるような真実や考え方に出会えたかもしれない。
誰かにあってコーヒー飲んでたら、考えたことのなかった視点で面白い
議論ができたかもしれない。

いや、ネットにだってそういうことないわけじゃないんだけれど
雑音が多すぎて、なかなか狙いをt的確に定めていないと
結局は情報洪水の中でアップアップして終わってしまい、
その無為さに気がつかないでなんとなく時間だけ消えて
なんとなく自分は向上しないまま年だけとっている。
これって相当、怖いことでないか?

日本のメディアの切り方って最近(もしかして前からそうなのかもしれないけれど)
絶対変だから。

入れ墨の有無より、淫行教師が絶え間なくいるほうがが問題だと思うし
年金をごまかしたどうでもいい芸人より、年金の記録って結局どうなったのかが知りたいし
小沢さんが新党を作るかどうかより、福田衣里子が反対票いれたがどうかより
結局民主党って、全然マニフェストにないことをやっちゃったってことだよね、
ってことと日本国民はこれからどうしたいのかということが重要だと思うし、
さしこがHKT48に行くのとか塩谷なんとかが二股したとかその料理人の作る料理が変とか
日本のネットのトップニュースで大きく出てくることが
重要でないことが多すぎる。

考えるねた元のクオリティがこれだけれど
決して日本がもともと持っているよさが低下しているわけではない。
友人・知人人の文章を読んで、面白いなーと思うことは多いし
新しい視点をもらうことも多い。
でもね、それはちゃんと「伝える努力」をしないとだめなんだよね。
生みの苦しみ、というのを味わわないと到達できないことは多い。
文章書いていても、あー自分のいいたいことはこんなんじゃない!という
昔だったらレポート用紙をむしりとってくしゃくしゃに丸めてゴミ箱にポン、
今だったら、反転させて一気にカット、という
そういう「もどかしさ」を超えて、難しさを理解すべく、人にわかりやすく説明するために
執拗に思考を伸ばして、噛み砕いて
丸めて、ひっぱって、おいといて、冷蔵庫にいれて、叩いて
という情報、思考との格闘がないと
人間の脳って退化してしまうと思うのよ、正直な話。

今をときめく(ってこの言い方死語だな)アイドルのブログをみても
ファッションチェックと食べたものと事実の羅列
膨大な量の絵文字と写真だけで
「楽しく生きてるな」ってのがわかるけれど
心の奥にはなんにも残らない。
アイドルじゃなくて、たとえばアグネス・チャンなんかも
この前みてびっくりしちゃったのだけれど、
せっかく言いたいことがいろいろあるであろうのに
こんなレベル?!ってくらいただかわいいだけで終わってしまってる。
かわいい、が売りじゃない人がかわいいだけの浅い思考で終わる愚。
がっかりだなー。

なんどもブログで書いてることだけれど
大人になって絵文字や顔文字で自分を表現するなんて気味が悪い。
使うなとは言わないけれど(いや、私だって使わないわけじゃないし)
顔文字の含有量と内容の質ってある意味反比例すると思う。
どうでもいい内容を毎行顔文字でごまかして終わらないで
3行でいいから、心につきささったことを教えて欲しい、
と私は思うんだけど。

今日もハッピー056.gif056.gif056.gif
ときめ顔写真で

で終わっていいのはアイドルだけ。しかも、こういう人は旬が短い。

どうでもいい情報と、どうでもいいつぶやきで一日が終わらないように、
戦略的に情報収集すること、
それからきちんと自分の頭を使って考えること、そしてそれを残す。
大切よ~。

5年たって10年たって
おお、自分はこんなこと考えてたか!と感じられる
自分の旬を残した言葉を残しておきたい。
間違ってたって、青くたってそりゃいいんだよ、
私の10年前の日記とか、焼いて処分しないとまずい青さレベル全開だし。
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by miomiomiomion | 2012-06-27 13:49

買物天国

買物もいいけど・・・
としたり顔で書いておきながらここルアンパパンの目玉の一つが

ナイトマーケット


これがねー歩行者天国よろしく道路いっぱいに二列になって
お店が夜になると出て、Tシャツとかティッシュカバーとか、ポーチとかかばんとか
食べ物とか、ランプとかキーホルダーとか少数民族の刺繍のついた小間物とか
とにかく本当にカラフルでポップで楽しい空間なのだ。

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でね、店がだーっと並んでいるのだけれど、やさしい色の照明で
まるで京都の路地裏のような、落ち着きというか温かさに満ちた空間になっている。
人が多いのに、すごく静か。
いろんなものがあるのに、ある種の整然とした秩序があって
やさしい夜のひと時がすごせるのだ。

もうまっくらになってしまった見えないけれど川べりに座って
薄っすらと切り取られた三日月をみながら足のマッサージをやってもらったり、
ちょっぴりスパイスのきいたラオス料理を食べながら終わらないビールを飲む。

で、また最高なのがこのマーケットの値段設定。
大きな刺繍のショルダーバックをみつけて
「いくら?」「400円だよ」
「350円にまけて」「オッケー」と
ぱぱぱぱと交渉が成立。
まけるのが申し訳ないほどの良心的価格。
ポーチが100円とか
絹のスカーフが500円とか。

お店を並べている人も「儲けよう!」という鼻息の荒さがなくて
アフリカのマーケットの
店の人「いくらなら払うんだい?」
ミオ「そっちがいってよー」
店の人「これは80ドルするんだけど、君にだけ70ドル」
ミオ(どうみたって20ドルでいいよね・・・)
みたいな精神磨り減るやり取りがなくて
嬉しい(笑)
それでも世界のマーケットで買物している私は
友達にいわせると
「みおさんの値切り方って半端ないっすね」ってことになるみたいだけどw

家のレイアウトをいろいろ考えながら結構たくさん買いました。
ベッドカバーとかかばんとかティッシュケースとか
友達にあげる象のポーチとか。
で、衝動買いしたのがよだれかけ(ステイとかっていうんでしたっけ奥様!)

一目ぼれして20枚くらい買っちゃったよ~
昨年は子どもが生まれた友達がたくさんいて
あーかわいいのがないなぁと思うことが何回もあったので
買い置き。
ま、自分のために使ってもいいけどね!←いつ?

うーん、満足!
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by miomiomiomion | 2012-03-25 23:39
今日はさ、仙台から来た10年来の友達(たまたま現在同業者)と彼女と一緒に来た
アメリカ人と一緒に夕飯を食べた。
すっごいひっさしぶりの彼女と初めてのアメリカ人と
お酒も入らないのに、被災地の居酒屋という非日常なシチュエーションで
ばんばん語った。とてもいい時間だった。

この彼女の方、2000年に一緒に勉強して
次の偶然の再会が2006年でモロッコ。
2006年 9月3日 組曲モロッコ
で、次の再会が2011年3月。うちのオフィスでこれも偶然。

そんなわけで10年”来”といえど、途中完全に切れているわけだけれど
不思議と彼女とは、時間も距離も感じないで
デコレーションもカバーもかけていないまっさらな心で向き合える会話ができる。
こういう生活をしているとどうしても友人は「過ごした時間の長さ」よりも
「過ごした時間の深さ」で測るようになる。そんな再発見な人間関係なのである。

彼女だけでなくて、日本にきてから次々と展開する偶然の再会。
先日、今働いているところでお世話になっている人のだんなさんが
自分の大学のOBと旅行会社の人を連れてきてミーティングをしたのだけれど
この旅行会社の人が私の知り合いの旅行会社の人の後輩だったり、
先週、内閣府の3者会議で、どうもどっかで会ったことあるなぁと思った人は
2000年に一緒に南極行ったツアーで一緒だった人だったとか、
おんなじミーティングで声をかけられた内閣府のAさんは
2006年に同じ事業で船に乗った人だったとか。
世界はしっかり、つながっている。

世界の端っこにいても、
都心の交差点のまんなかでも、
被災地でも、砂漠でも、飛行機でも
会う人べきには、ちゃんと会える。

人だけではないのだ。
「あーこういうことやりたいなぁ」と
考えたことや、「これがほしい」と思ったことや情報やチャンスが
面白いようにつながったり転がり込んだりする。
波に乗っているときには
必要なものが向こうからこっちにやってくる。

ボランティアが減ってきてるから企業とか大学とかに働きかけようと
思っていると、企業とか大学とか、広告代理店とか自分が昔つながっていたり、
最近会った人からそういう話がタイミングよくもちかけられたりとか
「こういうことをやりたいんだけれど、こんな壁があるんですよ」と話をした
役人さんが、自分のネットワークを使って話をつけてきてくれたり。

自分ができなくても、できる人とつなげられれば
ずいぶんとたくさんのことができるようになる。
人間社会ってのはそういうものなのだ。

自分で全部やらなくていい。

これって自分が努力したから、というよりは
I am on the right time, in the right place, with the right mind
という状態にぴたりとはまったときに
するするするする~と流れ込んでくると言った方が正しい。
で、やっぱりそんな「虫のいい状態」は長く続かないから
またちゃんと定期的な暗黒時代に突入して
自分をちゃんと理解してくれない人と一緒に何かをしなくてはならなかったり
タイミングが悪かったり、何かを置き忘れたり、批判や不満にさらされたり、
まぁそういうローな時ももちろんあるわけだけれど、
ちゃんとそういう時に腐らないで、
3つのうちどれかはまぁそれでもうまいこといったりして
完全にもう四面楚歌なんてことは逆にそんなにないわけだから
適当にお休みもとって、ちゃんと楽しいこともして
頑張っているうちに
またちゃんといろんな波がちゃんとつながって、
「おおおおお」と自分でもびっくりするくらいうまくいったりする。
その繰り返し。

思い通りになるのがいい人生なんじゃなくて
予期しないで飛び込んできたものをどれだけ楽しめるかが肝要なんである。

そんな昔の記憶を温めて今の原動力につなげるできごともあれば
日々日々新しい人に出会えて、自分も全方向に成長しているような気がする。

今の仕事は前線の前線というより、前線サポートで
結構裏方、縁の下度が多い仕事なのだけれど、
全く前例とか、シナリオとかない中で
問題を一つずつ解決しながら、これからを作り上げていく
とてもクリエイティブな環境にいる。
年代とか経験とか背景とか哲学とか生き方とか
本当に簡単にカテゴライズできないいろんな人が
On the right time, in the right placeにいて、
それぞれの”Right mind"をどううまく擦りよせて
面白いものを作っていくかの大共同作業が展開されている真っ只中なのだ。

全然消化が追いついていないのだけれど
今は記録にエネルギーを費やすよりもInput とOutputを
目の前にいる人にぶつけないといけない時期。
ゆっくり回顧録を書ける日を楽しみに、
今はしばらく走り続けようと思ってます。

良質のエネルギーが放出されている今は
いけるところまで行ってみるのも手。よね?
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by miomiomiomion | 2011-05-17 23:33

舌の記憶

自分のボディで何が自慢できるかといえば
舌と胃袋じゃないかと思う。

決してグルメというわけではなくて
世界のあらゆる食べ物をおいしく食べる能力に長けている。
ぎょっとするものでもうわっと思うものでも
その土地の人がおいしく食べているものは
おいしいはずなのだ。
まずいかうまいかを決めるのは実は舌ではなくて脳なのだけれど
舌はその食べ物の「おいしさ」を
脳の無責任な指令に迷わされることなく
つかみとらなければいけない。

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とかなんとかえらそうに言っておいて
実はトルコは「エスニック初級者向け」である。しかも五つ星の。
あまりスパイシーすぎることもなくどこかなつかしくて
胃袋が躍動するおいしさ。
食文化があまり発達していないアフリカからくると
トルコの食文化のカラフルさと味の深さには脱帽である。
ジューシーで、まろやかで
スパイスの調合も塩の塩梅も食材のおいしさをぎゅっと閉じ込めている。
世界一ウマイといわれるパンもそうだし、
肉のうまみががんと効いているチキンと羊もはずせない。

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シンプルなサラダもびっくりするほど新鮮で、
それにぎゅーっと黄色いレモンを絞り、塩と胡椒でぱくぱくいただく。
私はそれにチリピースを加えるわけだ。
肉のうまみと油をうまく調和してくれるサラダ。
木の実の入ったバターライスと肉(か魚)と一緒に食べるのがスタンダード。

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ギリシア料理で有名なムサカですが、実はトルコも本場。
文句のつけようのないうまさです。
ビールもおいしいし、あまり知られていないけれど(というか私は知らなかった)
ワインの産地でもあり、ワインも十分おいしい。
コーヒー味のビールってのもなかなか乙であったし。

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で食事の合間に、ビールやらトルココーヒーやらこういうアップルティーを
たくさん飲むわけです。お茶のみカルチャーの国だからね
一日5杯とか軽く飲むわけです。私のお気に入りは軽くてほんのり甘いアップルティー。
砂糖をいれないでも甘い温かさが嬉しい。

で、コーヒーを飲むとぐるぐるっと受け皿をかぶせて回し
えいやっと裏返しにして5分ほど放置。コーヒーの粉が織り成す模様をみて
将来を占うコーヒー占いもメジャーです。

私が言われたのは
①敵がいる
②しかし幸運なので問題ない
③おまえは腹黒い

この腹黒いって根拠が
底にコーヒーの粉がいっぱい溜まって真っ黒だったからなんですが
もっと水分を残して勢いよくまわすべきでした。
他にもいろいろ言われたんですが
あなたは腹黒いです、と初対面の他人に断言されたショックで
全然覚えていません。腹黒い・・・

イスタンブールのブルーモスクの前にあるコフテ(肉団子)専門店のコフテは
思わず二人ともおかわりをしてしまったおいしさでした。

トルコの自分おみやげで「トルコ料理本」を購入。
ナイロビのおうちでトルコ料理研究に励みたいと思います。
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by miomiomiomion | 2010-11-16 21:09

おごりカルチャー

パキスタン人とごはんに食べに行くと必ず
支払いの時に”もめる”。
誰が払うか、じゃないのだ。

絶対僕が払う、と言われるから。
私だけじゃなくて何人か外国人がいても。

最初の一回だったら、わーありがとう☆といって喜んで受けるけれど
それが2回も3回も4回も5回もになるから
どこでその永遠のループを断ち切るか、思案のしどころ。
時に実力行使にでてる。

すごく雑なカテゴライズしていることを承知で言うんだけれど
「たかりカルチャー」の場所から来ると
(ソマリア人が、と名指しなわけじゃなくて東アフリカ一般的に
外国人とごはんを食べたら当たり前のように外国人が払うよね)
ここパキスタンの超ど級のホスピタリティーには心から感動。
最初の1週間は、誰と食べに行っても
断固、絶対払わせてもらえなかった。
出張費ももらっているわけで
喜んで周りの人に還元できる立場にいるのに
なかなかお財布を開かせてもらえない。
ドライバーとご飯を食べに行っても
私より7つも若いスタッフと食べに行っても
「ああ、払ったよ。気にしないで」といわれてしまう。

「君はゲストだから!」と言われてたいたのが
「君は友達だから!」となり、
「君はシスター(姉とか妹とか)!」となり
言い訳百変化で結局、
支払いは向うもち、になりかねないのだ。
それでも払う!と言い張ると
「それはとても侮辱的なことなんだよ」
と言われてしまうし、社交辞令じゃなくて、本当に

We have to take care of you while you are Pakistan

ということらしい。ごはんだけじゃなくて、
一緒に買い物についてきてもらっても
気をつけてないと、私が買ったお菓子とか果物とか靴とか洋服とか
平気で払おうとする。

ちょっと、私のだんなじゃないんだから
全部払わないでよー
(いや、別にだんなでも全部払ってもらわなくていいけど)

と言うと、いやパキスタンでは女性と出かけた場合、
男が払うのが当然だから!とすました顔で言われてしまう
マッチョカルチャー、
いや気前というか度量の大きい人は好きですけれど
自分のことくらいは自分でめんどうみるし
こちらにも感謝を示す機会を与えて欲しいんだよね。

いやはや、日本のネットで
「男の人と外食にいったらやっぱりおごって欲しい?」みたいな
いつの時代のテーマだよ、というアンケートが
今も思い出したように特集されたりしているけれど、
「男が払うべき!」といいはる今だバブルな女子は
パキスタンにきたらいいかもしれません。
割り勘でOK派(Not to mentionこっちが奢りたい場合)
を貫こうとするとエネルギーいります。

で、これ別に男性→女性に限ったことではないのだ。
今日、フィールドで国内避難民のキャンプに行ったときに
草でお皿を編んでる内職をしているおばちゃんがいたのね。
で、話を聞いてみたら、それが終わると市場に売りに行くんだという。
「一つあげるから」といって作った皿をくれたおばちゃん。
「ありがとう!!商品なんだし、お金払うよ!」といっても
いいのいいの、とガンと受け取ろうとしない。
で、お皿をもって歩いていたら
この内職人気らしくて、いろんなところでおばちゃんが
「うちの皿ももってきなよー」と
次々くれて、結局12枚ももらってしまった。
お金誰も受け取ってくれなくて、もう競争みたいにして
みんなが集まってお皿をくれるこの光景。

本当に、下心じゃなくて
「わー外国人の人がきたよ!これをおみやげにあげよう!!」ということなんだけれど、
自分の家が全壊して、ほとんど着の身着のまま
国際機関の提供したテントに住んでいて、細々と内職をして家庭の足しにしている
おばちゃんたちの底抜けの気前のよさに驚いてしまった。
もちろん、被災者全てがそうではないけれど
パキスタンの人は本当にすごく面倒見がよくて、親切だ。
視察の最中にお茶をごちそうになったり、
食事をわけてくれそうになったこともある。

ふと思い出したのが
アルバニアの難民キャンプにボランティアに行ったときに
配給の列で食糧セットの中にはいっていた
イラン製のトマト缶を私にくれようとしたおばちゃんがいたこと。
私のこの業界に入るさきがけとなった出来事の一つであるのだけれど、
貧すれど鈍せず。

なんていうか、愛とか思いやりってポジティブに伝染するなぁと思うできごと。

いいことをしてもらったら、いいことをしたくなるものね。
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by miomiomiomion | 2010-10-22 04:10

ミス原石

原石に出会う。

お風呂に毎日入っていなくても
服がぼろぼろでも
はっと目が釘付けになる
美しさがある。

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イケメンとかかわいこちゃんとか言われてもてはやされる
眉毛を整えたり最先端のものに身をつつんで
作り上げたスタイルではなくて
自然に一番近いところで
自分の見せ方を熟知していなくても
光として放たれる
人間本来のもつ、みずみずしさとか美しさがあるのだなぁ。

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深刻に窮状を訴える人の群れの向うに
自分の赤ちゃんをまるで昔からの友人に見せるように持ち上げる
とても美しい女の人が1人。
彼女のむけるまなざしの優しさと笑顔の温かさに感化されて
周りにふわーっと光が差したようだった。

なんていうか、悲しいわけでもないのに
涙がこみあげてくるような
時間がスローに流れた一瞬。
女神のようだった。
私が男の人だったら
これを”ひとめぼれ”というのだろうなと
あとから思ったひと時。
時間の流れが伸縮する、というのは
本当のことなのだ。

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大金を注ぎ込み世界規模の仮装大会と化している
豪華絢爛な近年のミス・ユニバースのラインアップより
またもしかしてくることのない小さな小さな洪水被害の村で
出会う純粋な美しさに、私は心を奪われるのです。
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by miomiomiomion | 2010-09-27 22:29

女子力強化月間

日本から山のように仕入れてきたファッション・美容系雑誌も
ソマリアまできてしまうとまさに

宝の持ち腐れ

な感がなくもない。
目の上を夏仕様にピンクにしたり黄緑にしたいとは思わないけれど
かぶりものをしていても、ハイヒールをはかない環境にいても
「女」であることを完全に捨ててはいけないといつも思っている。

別に女であることを捨ててきたわけじゃないのだけれど
特に意識もせずに武器にもせず
全然違うところに集中力を投入した結果
こういう場所でこういうことをしているわけであるが
そういう自分が決して嫌いなわけではない。

ただ、世間の女子が楽しんで、投資していることを
全然気にしないのもやっぱりまずいと思い始めたのが
ここ数年。いや、本当になんでも
もっと早くやらなかったんだろうと思うほど、
おしゃれが楽しくなってきたのもここ数年。

スキンケアに目覚めたのが20代後半になってからというのは
相当遅いのだけれど、でも、目覚めてから
2年かそこらでファンケルの肌診断数値がぐっとあがったところをみると
”Better than never”という言葉も説得力がある。
化粧というより、元の土台のレベルアップに力を注ぐ。
あひるが白鳥にはならないけれど
あひるが魅力的なあひるにはなれる。
女の生き様も顔に出る。

広告で40%を占めてるつるつる紙の大人女性誌の
美容ライターなんかが絶賛している
さまざまな化粧品を使うわけではない。まず手に入らないし。
トランク一つ生活だし
新作を気軽に変える生活でもないので
「これぞ」と思ったものを丁寧に利用するだけ。
化粧品はいっぱいいらないけど
ちゃんとライン使いしたほうが効果が上がる気がする。
それなりに社運をかけてお金をかけてやっているわけだから
自分の肌と相性が合えばぐんと効果がある。
だからスキンケアに関しては、けちらない。
美しい女は、いろんなところで得をするので
(私がというのでなくて周りをみていて思うこと)
ここは投資ポイント。

最近のお気に入りはこれ。肌質がよくなってきて
ファンデーションしなのに、つるつる感がある肌になってくる。
外国のDuty freeでもちゃんと売ってる世界のSHISEIDO

SHISEIDO WHITE LUCENCY

それまではコスメデコルテつかっていて
とってもよかったんだけれど(肌質が安定した)
終わっちゃったので、次がこれ。
そのあとに日本で買ってきた
Estが待ってます。
あー嬉しいねぇこうちゃんと次に素敵なストックがあるって。
日本でシートマスクも買い込んできたので
しばらくは自宅エステ開催です。

女子力強化にやっていること
いろんな雑誌・美容本やらネットの情報をピックアップして
自分にもできそうなのがこんなところ。

1.アーモンドを食べる(ドバイのDuty freeで売ってるSmoked almondが秀逸。
5キロ買ってきてもよかった~
ドバイに行かれる方、Duty freeの真ん中にある店(ドバイグッズ専門)のなかで
さまざまな豆が売ってるんですが、ぜひSmoked almond試食してみてください。
あと、体に特によくはなさそうですが、
チーズコーティングしたマカデミアナッツも激うまです)

2.手を洗ったらハンドクリームを必ずつけてマッサージする
エミレーツの機内でとってもきれいな客室乗務員がいたんですが
彼女は年がら年中後ろでハンドクリームぬってました。
おしゃべりしながらハンドクリーム、お休み前にハンドクリーム。
ふーん、きれいな手先にするにはハンドクリームね、と。

3.ブラとパンツをセットにする
女子力をあげるには、みたいな雑誌の企画で、
今の自分に意味がありそうなものはことごとくなかったんですが
そうか、ブラとパンツはセットにすると女子として機運があがるのか!と
魚の目からうろこが落ちた気がして実践中。
うん、確かになんとなく気持ちがしゃんとする←暗示
使い古した下着をはくと運気が下がるってのは、風水の本にも書いてあったしね。

4.サプリメントは食事のあとにとると吸収がよい
日本やらホリデーで栄養がちゃんととれるときはサプリメントはとりませんが
ソマリアでは肉と炭水化物生活なので、
ちゃんとマルチバイタミンをとってます。今はカルシウムとマルチバイタミンの
混合カプセル。ずっと同じものを飲み続けると体がなまりそうなので
一瓶終わると別のサプリメントを飲みます。
なんとなくね、そっちのほうがいい気がして。
おかげで(かどうかわかりませんが)フィールド出てから、健康診断オールA
定期的な運動がよいのは、言わずもがな。

5.雑誌の情報は鵜呑みにもしないけど、無視もしない。
これだけたくさんの情報がある中で何を使うかってのは
なかなか難しいところですが、いろんなところで絶賛されていた

ケラスターゼのOleo-Relaxの洗い流さないヘアトリートメント

すんごいよいです。太陽浴びててぱさぱさになってても
髪洗って、これつけるとつやつやでしっとり。

自画自賛して卵飛んできそうだけど
写真を見てて、私20代最初の時より、いい顔しているような気がする。
体重変わってないけど、なんとなく体にめりはりが出てきた。
なんていうか余裕がちょっとでてきたのかも。
確かに目元にしわが出てたり、いきなり白髪が発芽してえーと思うこともありますが
老け衰えないように、これから女子力強化月間にします。
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by miomiomiomion | 2010-07-25 23:33

神様お願い

フィールドにスタッフを出して
帰ってきたらレポートを提出させる。
そのレポートにちゃんと添削して
書き直しさせてクオリティのあるレポートにするのが
私の役目の一つなんだけれど
このレポート添削がなかなか愉快で
また頭痛の種でもあるのだ。量が多いのと直すところが多いのと。

ちゃんと教育を受けたスタッフなので
スペリングがおかしいということは
少なめなんだけれど、
何度言っても直らないのが

レポートがひたすら無意味に長い

長いからいいレポートっていうわけじゃないんだよ。
意味のある要点がちゃんと書かれてなかったら
だめですよ、ということなんだけれど

I would like to highlight that there are lots of problem in some FDPs
which delayed the distribution but we solved in the end
(たくさんの問題があって一部の食糧配給場所で食糧配布が遅れたが
我々が問題を解決したということを強調したい)

とか平気で書いてくる。
おいおいおーい、たくさんの問題ってどんな問題で、どこであって、
どうやって問題解決したか書いてくれなきゃなんもわかんないぞ。
ってなにを強調したいのかイマイチ不明だし


Some place has more beneficiaries than planned figure,
and a good amount of food balance remains
(いくつかの場所では、予定した人数より少ない受益者しかおらず、
たくさんの食糧が余った)

どこ?どれくらい少なかったの?どれくらいあまったの?
何も書いてない。きゃー

というわけで朱を入れてて
WhoとかWhereとかHowとかHow muchとかひたすら書いていく作業。
私も英語が母国語じゃないから、レポート書くのだって決して完璧じゃないわけだけれど
それにしても、レポートのクオリティをあげるというのは
根気のいる仕事である。たくさんのいい文章を読まないといけないし
何しろ自分でいっぱい書いて、たくさん添削されて、また書いてみる、の繰り返し。

ちょっと笑っちゃったのがこれ
there is less worry about the feeding of animals at the moment
thanks to almighty God for his good mercy
(万能神の素晴らしい慈悲により、今期は動物の食糧に関しては問題が少ない)

これ、言い出しちゃったら、食糧が予定より少なかったり、届かなかったり
受益者がこなかったり、全部の問題が

神の意志により

になってしまうではないか。レポートは日記ではありません。
そこんところ、よろしくお願いしたい。
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by miomiomiomion | 2010-06-23 22:13