世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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"Never be beggers of love, always be doners of love”

幸せの法則、というタイトルで友達から送られてきた一つの名言。
食糧も、水も、服も、住む場所も、生きるために大切だけれど
人が「幸せ」でいるために、不可欠なのは「愛」だと思う。
べた過ぎて笑ってしまうけれど、その笑いは心を軽くする。
自分を囲む大きな愛の存在に気づくと人は強くなる。
気がついていなくても
大きな愛に包まれていると人はやさしくなる。

被災地に足を運ぶ日々。
もちろん厳しい現状に文句をいう人もたくさんいるけれど
家族がいて、子どもがいて、おばあちゃんがいて、おじいちゃんがいて
配給の小麦粉をわけあって大きなチャパティを作って
みんなでしゃべりながら食べているその光景は
温かさに満ちていて、貧困=不幸ではないことを教えてくれる。

家に最先端の家電はないけれど
家族を全部乗っけるバイクや星空の下で眠るためのベッドがある。
洪水で家は流れても
残っているものがいっぱいある。

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人懐っこい男の子。私が話しかけようとするの逃げるのだけれど
カメラのレンズに興味津々。

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チャパティを作るおばあちゃん。まあるい笑顔。

みんなこちらがびっくりするようないい顔を見せてくれるもんだから
Facebookに載せた写真に
「本当に彼らは苦しんでいるのか?それともパーティを楽しんでいるのか」
なんてコメントされてしまったりするわけだけれど
それはどんな環境でも
人は希望や喜びを感じることができる強さをもっているという証拠。

行きのドバイでたまたま見かけた写真展で心をつかまれた
”Frank Hovrat”の写真。
モード誌の写真もとる彼が
まとめた社会派の写真に心惹かれた。
大変さ、悲惨さを決して排除することなく
その暗闇や混沌の中にぽっと存在する
光や色や温かさを内包したシーンが
ぎゅっと切り取られていて
「ああ、こういう社会派なんだけれど
悲惨さにフォーカスするんじゃなくて
光をつかみとる写真がとれたら素敵!」と
勝手に師匠に決定。

彼の写真はクールで物語があって
ふっと心が和むようなシーンがいくつもあるの。
彼のモード写真がまた
うっとりするほどおしゃれで。
写真という軸を囲んで
時に社会派で、時に詩人で、時にモード系って
とてもうらやましい才能だわ。

私も写真がメインにはならないけれど
食糧だけを配ってればいいわけじゃない。
ただ、仕事をするのではなくて
愛をもって、1人1人に接したいのです。
一日が終わって今日とった写真を整理しながら
さまざまな笑顔やシーンをみるときに
去来するさまざまな思いをきちんと書き留めておきたいな、と。
そして感じたことを次の日の自分の生き方に反映させていかなきゃな、と。

自分の原点でもあり、進む先でもあり、
ただ同じところをぐるぐる徘徊するのでなく
少しずつ深さと幅と愛を広げていかなければ。

愛に関するもう一つのお気に入りの名言

Love life, and life loves you back
人生を愛せ、そうすれば人生もおまえを愛してくれる
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by miomiomiomion | 2010-09-30 22:36 | お仕事

ミス原石

原石に出会う。

お風呂に毎日入っていなくても
服がぼろぼろでも
はっと目が釘付けになる
美しさがある。

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イケメンとかかわいこちゃんとか言われてもてはやされる
眉毛を整えたり最先端のものに身をつつんで
作り上げたスタイルではなくて
自然に一番近いところで
自分の見せ方を熟知していなくても
光として放たれる
人間本来のもつ、みずみずしさとか美しさがあるのだなぁ。

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深刻に窮状を訴える人の群れの向うに
自分の赤ちゃんをまるで昔からの友人に見せるように持ち上げる
とても美しい女の人が1人。
彼女のむけるまなざしの優しさと笑顔の温かさに感化されて
周りにふわーっと光が差したようだった。

なんていうか、悲しいわけでもないのに
涙がこみあげてくるような
時間がスローに流れた一瞬。
女神のようだった。
私が男の人だったら
これを”ひとめぼれ”というのだろうなと
あとから思ったひと時。
時間の流れが伸縮する、というのは
本当のことなのだ。

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大金を注ぎ込み世界規模の仮装大会と化している
豪華絢爛な近年のミス・ユニバースのラインアップより
またもしかしてくることのない小さな小さな洪水被害の村で
出会う純粋な美しさに、私は心を奪われるのです。
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by miomiomiomion | 2010-09-27 22:29

神々のかかと

今日から2泊3日の日程でフィールド@ラヒムヤールカーン(名前覚えるの一苦労)

9月は27000家族を対象に配給を実施し(継続中)
10月の配給は推定35000家族対象になるであろう

洪水真っ只中の被災地である。

川の増水具合が半端じゃなくて、川から15キロも離れた場所で
畑が水浸しになって、綿やらサトウキビやらマンゴーの木が枯れてしまっていたり
泥でできた家が川の水でとけて流れてしまったり。
先月まで8フィート(2.5m程度)あった水かさが4フィート(一mとちょっと)に
下がってはいるけれど、まだまだ村やら畑やらが水の下、という場所も少なくない。
自然の驚異は、人間の理解と能力を超えている。

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ここはもともと畑のあった場所
川から5キロ離れた場所でこの状態。

今年のモンスーンは
通常一年で降る降水量の3倍の雨がたったの5日間で降ったという。
日本の異常気象やアメリカのヒートウェーブや
デンマークでの10年ぶりの降雪や
世界中で、天候がコントロール不能になっている
異常事態。
人間がどんなに最先端技術を駆使しても
地球に、環境に、社会に
無理を強いれば、積もり積もって
私たちの想像を超えた形で大きなしっぺ返しがやってくる。
その無理を作り出した人間本人ではなくて
私たちの次の世代だったり、
途上国の小さな村人だったりが
その余波をもろにかぶる。

車をエコカーに、
お箸をマイ箸に、
ショッピングバックを持参して
どうにかなるレベルを完全に超越しているわけだけれど
(そういう個人行動を否定するわけではなくて)
共同体レベル、国レベル、世界レベルで
もっと積極的に環境問題にとりくんでいかなければ
もしかして間に合わない、そんな危機感を感じる今日この頃。
ほころびがいろんなところで
噴出しているのが今の世界情勢。
なんていうか地震にしても、噴火にしても、洪水にしても
昔からあることだけれど、その規模のレベルが
だんだん巨大化して
Day after tomorrowが決してハリウッドのCGじゃなくて
起こりうる事態になっている。

でもね、悪いことばかりではないのだ。
自然の恐ろしさに圧倒される場所で
同時に皮肉にも展開される美しさがあったりする。

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決してAppropriateな形容詞じゃないけれど
はっと息を飲むような美しい光景。

そして、被災者も
お互いを助け合ったり、
家を建て直すために働く
人間の強さに多く出会う。
(人間の狡猾さや醜い本性もかいまみられることもあるのだけれど
それはまた別のコラムで書きたい内容)
とにかく人間が正しく人間であるための
神への畏怖や
周りへの思いやり
苦しいときこそ発揮される人間の強さに
救われる思いがする。

なんというか、絶望の真っ只中で
みつけられる光というか
ふと感じる神の存在とか
目に見えないものを
邪険に扱えない空気がそこには満ちている。

被災した人と話していても
「神がもたらしたことだから私は受け入れる」とか
「神は私たちを見捨てることはない」とか
とにかく「アラー」がいたるところに登場するのだけれど
最後の砦としてだけでなく
神の存在を信じられることで
どれだけ人は謙虚になれるか、
どれだけ人は強くなれるか、
そんな事実を目の当たりにして
無宗教者の私の
普段使わない心の奥が疼く実感がある。
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by miomiomiomion | 2010-09-25 22:03 | お仕事

華麗なるトラック野郎

砂埃の道も(と書いてはみたが、パキスタンは道路舗装事情がとてもよい)
38度を越える灼熱もものともせず
爆風をたてながら華やかに登場する
パキスタンのトラックは熱い!
HINOだったりNISSANだったりするから
元々(とある人のいうところによれば60年代とか70年代とか)
日本で使われてた中古トラックがパキスタンに輸入されてきて
ビビッドに塗りなおされて、ごてごて飾り立てられて
21世紀の今も立派に現役に活躍中。
中古利用な貧乏くささは一切なく
エコとかリサイクルとかそんなナチュラルなんでもなくて
もはやトラックであること以外、
原型を留めていない圧倒的な色彩と存在感が素敵。

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俺はトラック野郎だ!そこ、どきやがれ、的な。

これはもはやデザインを越して、芸術文化じゃないかと私は思うの。
日本の運送業界に持ち込んでも相当いけると思うんだけれど。
このパキスタントラック専門のペインターを何人も取り揃えて

あなたのトラックを華やかにします。
本場パキスタンのトラックアーティスト所属!

なトラックペインティングビジネス、どうだろ。
ちゃんとHighly paidにして
何ヶ月かごとにアーティストを交換して国に帰らせる

とそんな白昼夢はおいといて
このトラックのかたがたがよく働くので、見ていてとても気持ちがよい。
たまに、倉庫に座ったままラベル書き(←頼んでない)
してさぼってる人もいるけれど、
怠惰で傲慢なホワイトカラーより、
勤勉で熱い肉体労働者が絶対いい。
好みのタイプを述べているのではなくて、
人間としてなんていうか人生のあり方としてね、
頭も心も体も存分に動かして、終わったあと飯うま、
そういう毎日を過ごしたいね。
甘ったれた親近感を抱くには
彼らはタフすぎるわけだけれど。

働く人と砂埃に混じって、
太陽が照りつけ空気がもわーとしている中で
黄色とオレンジと赤と青と緑とゴールドのトラックが登場すると
なんていうか気分が踊るというか、
子どもが初めて車をみたようなワクワクした気持ちになる。

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で、外面だけじゃなくて、中もしっかり。
おお、よい仕事してますねーって思うでしょ?
小麦粉の積まれ方も素晴らしい。ブラボー

とにかくここ一ヶ月間は週末も休日もなく
食糧を動かしているトラックの運ちゃんや倉庫の人たち。
今日はお給料日でもあったから
笑顔もたくさん見られて、なんだか得した気分。

倉庫は3箇所あって、どこもフル稼働。
みんながんばってます!
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by miomiomiomion | 2010-09-24 19:11 | お仕事

素敵日本

パキスタンに来て一週間
ここでも!なんですが
世界のどこにいっても
日本人というのはどこでもたいてい評判がよいのです。

日本の会社で働いたことがある!とか
日本人の友人がいる!とか
親戚が日本で働いている!とか

そういう人がたくさんいて
「いやー日本人はいい」とか
「日本は素晴らしい国だ」と
よく言われます。
TOYOTAとHONDAがメインじゃなくて
あくまで、評価の対象が人なんですよ、ここでは。

しかし私と会った人にあとで
「あ、でも1人最悪な日本人がいたけどね」と
言われないように、私も気を引き締めよう。

うちのオフィスのスタッフも結構日本びいきみたいですが
求められる情報が広範囲すぎて
あんまり私の(穴だらけの)知識が役に立たないのが残念。

パキA「日本のMANGA好きだよー」
ミオ「ああ、あのサッカー少年の?」←キャプテン翼をイメージ
パキA「サッカーのマンガは知らないけど、『なると』とか」

・・・それって結構新しいやつよね。
ざざーっと脳内に横切ったのは小池さんのラーメンと、
たしかハットリ君のシシマルがなると好きだったかと・・・
若干時代ギャップを感じた瞬間。

パキB「聞いてみたかったんだけど、寿司ってどんな食べ物?」
ミオ「料理する場合もあるけど、普通は生の魚をごはんに乗っけたり、
乾燥海草で巻いたもの。ごはんに酢をまぜる」
(寿司を見たことも食べたこともない人にどう寿司を説明するよ)
パキB「That's it?」
ミオ「一言でいうには深すぎる食べ物です」
パキB「パキスタン料理と一緒だね」
・・・全然一緒じゃない~

かと思うとこんな時代錯誤の情報を信じている人もいたり・・・
パキC「アメリカの家に住み、フランス料理を食べて、日本人の妻をもつのが
最高の幸せって本当?」
・・・アメリカの家とフランス料理はおいといて、
うちの母親世代くらいならそれもありかもだけど
うちらみたいに若い世代は、離婚率も高いし、全然夫にかしづかないし
浮気する人もいるから全然よくないよと言ってみたところ、

パキD「あ、そういえば、夫を殺して切り刻んで捨てたというニュースをみた!」
・・・それはレアケースです!

外も歩けない、ごはんのチョイスも限られているソマリアからくると
ここパキスタンは軍人用のスーパーもあるし、
布を買って洋服作ったりできるしBBQのレストランが徒歩圏内にあったりして
生活レベルがグレイドアップ。
そんなわけで、会う人会う人も歓迎モードだし
労働環境は申し分なし。

泊まっているホテルはダイニングがないので
朝ごはんも夕ご飯も全て
ルームサービスというお姫様ぶり。

今日も、ルームサービスでご飯持ってきてくれたお兄さんが一言
「I like Japan!」
ミオ「Why」
パキE「I hear Japan is very good country!」
別にチップが欲しいとかなにか下心があるというのではなくて
ただ純粋に
「日本っていい国だね」と言いたかったみたいです。

期待に応えられるようにがんばります。
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by miomiomiomion | 2010-09-23 22:50 | かるちゃー

現場直行

第一日目の今日は、
配給現場の視察1泊2日の予定。
セキュリティーが理由で日帰りに・・・
往復7時間半かけて行って来ました。

8時出発で時間が限られているから
もちろん、ランチぬき。
バナナを途中で買って
バナナだけで一日乗り切る。

大丈夫?っていわれたけど
ラマダンを経験した身としては
一日しかもフィールド出張だから全く問題なし。
ソマリアの出張は、トイレいけなかったりするから
(途中でトイレできる場所なし)
水摂取も最低限で

一種の冬眠状態

で体の機能を止めるからね。
ごはんも食べないってのは
そんなに苦にならないこと。
人間の体って環境と気合により
結構どうにもなるんだわ。
そりゃそれ1ヶ月続けろっていわれたら
無理だけど、
一日二日くらいどうってことないんだよ。

というわけで、フィールド・ザ・フィールド。

いたるところで水があふれてて、
綿畑が水浸しになってたり
橋が壊れてたり、
避難していた人たちのテントキャンプがある。

そんな中で今日は2箇所の食糧配給視察。
ソマリアやスーダンに比べて
粛々と進んでいる印象。
比べる対象の問題なんだけど
食糧目指して人大突進、
それを制御するために
AK47発射されちゃうような
現場を経験していると
パキスタンの今日の現場は
スムーズすぎて逆に拍子抜けするほど。
もちろん私たちが来るから
準備がちゃんとされていた、という点を差し引いても
パキスタンの民意というか、
国民のレベルも反映しているのかもしれないと思ったり。
ヘリコプターで実施する食糧配給だと
大混乱だって聞いたから場所の状況にもよるのでしょう。

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おじさんたちが手にしているのが配給用紙

「食料をくれ!」と叫んでいる人もいないし
カウンターパートのNGOがあらかじめ
被災者登録をちゃんとやっているし
列を乱す人もいない。
私たちが行ったときに
隣町の(他のNGO担当だから今日はここでは食糧をもらえない)
おばあちゃんが2人ほど直訴にきたくらいで、
あとはスムーズに
登録も、チェックも、食糧配給も進んでいた模様。
普通だと女性が食糧を受け取るのだけれど(よその国の場合)
ここだと文化的な事情から配給受け取りはほとんど全てが男性。
NGOの職員も圧倒的に男性が多くて
とにかくパブリックシーンに女性がいない。

粛々ともらって、粛々とロバに乗せて
粛々と去っていく。

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怒号も混乱も悲鳴もない最前線。
全ての食糧配給がこう行くといいのだけれど。

とりあえずの第一目は
人の名前と、場所の名前と、状況を把握するのが課題。
その合間に写真をとりつつ、受益者(被災者)の声を聞いて
プログラムの進行具合と仕事のやり方を理解する。

よその国の経験が役にたつこともあるけれど
まずはそこにはいったら、そこのやり方を覚えて
そこのやり方を起点に仕事を進めていくのが基本。
郷に入りては郷に従え。
When in Rome, do as Roman do.
When in Pakistan, do as Pakistan do.

まずは服装、まずは挨拶。
さあ、仕事!に入る前に
やるべき下準備をぐっと凝縮する数日間。
ソマリア時代の上司と、
経験豊かなコーディネーターが一緒だから
ちょっと気持ちが楽ではあるんだけれど、
スタートダッシュはとても大切。

明日は洪水の現場に入ります。

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本日のほほえましい一枚「一家総出」
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by miomiomiomion | 2010-09-20 23:51 | お仕事

新たなる舞台

というわけで早速の現場入り、なわけですが
私の新しい一時的赴任地”ムルタン”をぐぐってみると

亀有にあるカレーやさんがトップ・・・・。

続行して調べてみると

有名なのは「暑さ」「砂塵」「墓場」「乞食」
・・・変化球ストレートに私のハートにヒットするキーワード。

パキスタン第6の都市
・・・なんていうか微妙だよね、第6って。

南アジアで最古の都市の一つ、ハラッパやモヘンジョダロに並んで
・・・ハラッパとモヘンジョダロは歴史で習ったけどムルタンなぜか仲間はずれ

「ムルターンは「ピール(スーフィーの聖者)と聖堂の街」として有名で
街にはバザール,モスク,聖堂や壮麗な墓廟がひしめいている。」
・・・スーフィーの聖者に会えるでしょうか。バザールがあるでござーる!

口コミ情報ももちろん参考にします

ミオ「ムルタンってどんなところ?」
パキ「パキスタンで一番うまいマンゴーがとれるんだよ。」

・・・わ、わーい。

パキ「あ、でも季節終わりだけどね」

・・・洪水情報ください。

ちなみに日本から自衛隊のみなさんが入って活躍されている模様。
アメリカ軍とかヨーロッパ軍とか軍人がいっぱいで

「(援助・軍関係の)外国人だらけ」

とのことです。
私もこの外国人だらけ、に仲間入りするわけね。

それでは、いってきま。
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by miomiomiomion | 2010-09-19 15:57 | お仕事

ぱぱぱぱきすたん

到着。

同じ飛行機でイスラマバードについたのが
アラスカ出身のエチオピアにいた女の子と
ポーランド出身のコンゴにいた女の子と
オーストラリア出身のローマにいる女の子と
アルゼンチン出身のドミニカにいる女の子。

女子率高っ←というか100%
しかもみんなほぼ同年代で
初対面なのに、車の中から存分盛り上がり、
合宿にきたようでした。それにしてもみなパワフル!

オフィスについたらついたらで
スリランカで一緒だった
ドイツ人や
イラク人や
ソマリアオペレーションで一緒の
ケニア人や
スーダンで一緒だったアメリカ人や
ぼこぼこぼこぼこ知り合いに遭遇する
極狭やくざ業界。
・・・元彼もいたりとか。
夜ごはん食べに行っちゃったわよ~
やけぼっくり発火とかそういう事態はありませんけど
ぐるぐるぐるぐる世界中で
新しい人にも古い人にも出会い続けるのって悪くないよね。
世界は広いままだけれど、
フットワークが軽くなって広がって、
自分のやれることが増えると
一期一会は二会にも三会にもなってくる。
相手も変わって自分も変わって
また時間を過ごして、考え方を共有するのって
とってもありがたいことだなと思う。
諸行無常で、流れる続ける世の中で
再会できる出会いの妙。

新しいラジオ借りて、パキスタン用のSIMカードもらって
ブリーフィング受けて、挨拶してまわって
一日があっという間。
みんな週末とか全くなくずーっと働いているようで、
話をきいているだけで、ムクムク士気UP。

私も日曜日にムルタンに出発です。
ああ、今日は2日ぶりにまともにベッドで寝られるわ・・・
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by miomiomiomion | 2010-09-17 23:22 | お仕事

黒魔術狂奏曲

先週オフィスでサンダルがぬげて片足が裏返ってるところに
ユスフが飛んできて、サンダルを元に戻して一言

サンダルが片方だけ裏返しってのはBad luckだよ

おお、ありがとう。

今週オフィスではさみをつかって、はさみがとじてない状況で机においたところ
隣のブルンジの同僚が慌ててはさみを閉じてくれて一言

みお、はさみは終わったあとに閉じないとBad luckなのよ

おお、ありがとう。

こういう小さな迷信というか慣習はどこの国にもあるのね。
ほら日本でも箸をごはんに刺すのはダメとか
出かける前につめを切るのはよろしくない、とかあるように。

パキスタンが決まったときにも

あんまりみんなに言うと嫉妬で狙われるから
いいことはあんまり言ってはいけないよ

といわれたりしたのですが、
パキスタン行くってそんなに華々しくないし
(パリやミラノに遊びに行くってわけじゃないし、仕事よ~)
ほら、私こういう性格だから
ドラマなことがあると言いたくてたまらない人。
ただあんまり、驚かれなくなったのがちょっぴりさみしい今日この頃。
「みおとパキスタン洪水って全然Surprisingじゃないよねー」と
言われてしまうって残念~そろそろ路線を変更時か?

ケニアもソマリアも中東もこの

嫉妬からくる魔術

の力を結構信じている人がいて
たとえば素敵な彼氏彼女がいる、とか
お金持ち、とか
新しい仕事が決まった、とか
そういうありとあらゆる
ラッキーな状況にある人を、誰かが嫉妬することで
その人に不運がふりかかるということがあるあるって言うんだけれど、
私、トルコの魔よけの目のおまもりも持ってるし
阿豆佐味天神社のおまもりもあるし大丈夫。
何より、サンダルでもはさみでも
その場で飛んできてくれて
不運をひっくりかえしてくれる仲間がいるのが心強い。
不運から身を守る一番の防御は、自分を大切に思ってくれる、
自分が大切に思える家族や友達がいることだと思う。
どこでも、いつでもがんばれるのは彼らのおかげ。
パキスタンでもいい仲間に恵まれますように。

・・・今日頭痛気味だったので、もしやマラリアかと心配しましたが
新しく購入して頭にひっかけておいたサングラスが
頭を締め付けていたのが原因と判明しました。
友達にちょうど黒魔術のことをいろいろ聞いたあとだったので
「もしやこれは黒魔術では」と思ってしまった
自分が悔しいです。

というわけで体調も万全。
次はドバイかパキスタンから発信します。
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by miomiomiomion | 2010-09-15 23:49 | かるちゃー

The moment captured

ずっとやってみたいと心の中で温めていた企画。
始めた、というにはまだ危うい段階だけれど、
とにかく初めの一歩を踏み出した歯みがき前の小さな習慣。
ソマリアからアフガニスタンに移る前に
3ヶ月の休みをとって世界を廻っている友人に感化されて。

日々のよしなしごとをそこはかとなく書き綴るに今の世の中は
季節の移り変わりも
友だちの入れ替わりも
価値観の変動も早すぎて
当事者の私たちもまともについていっていない
大洪水な情報時代に生きている。
何をしたらいいのか、わかっていない人がたくさんいる。
答えがない答えを探して、右往左往している人も結構いる。
意味もなく手に入れたものを並べ立てて得意になっている人も少なからずいる。

どう生きろ、というわけではなくて、
ただ自分が感じたことを、素直に並べてみたいと思ったのは
日々戦っている反動かもしれない。
賞賛が欲しいわけでも、批判が欲しいわけでもない。
でも、ちょっと共感されたら嬉しいんだと思う。
自分はこういうことを感じた、ということを共有してくれたらもっと嬉しいんだと思う。

”消費”として流れ続ける日々の膨大な「つぶやき」から
”創造”する前段階の思考を丁寧に抜き出して行く作業。

今を生きるのに、最先端のものに手を出す必要はない。
どこに行くか何を持つかが問題なのではなくて、
何を考えたか、誰と会うか、そして何をするか。
何が好きで、何がしたいか。
人生の命題は本当はとってもシンプルでなのだ。

円周率みたいな数字の羅列ではなくて
小さなノートに鉛筆で綴るみたいな
力と温度のある言葉を使いたいし
色と音と物語のある今を切り取りたい。
正しいか正しくないかじゃなくて
自分が思ったことをどれだけ鮮度を損なわずに
しゃべりすぎずに凝縮するか、という試み。

ぜひ、感想聞かせてください。
結構あとからスペルミスとか文法が微妙なところがみつかって
こっそり修正してたりしますがその辺はスルーで笑

Project 365(The moments captured on the earth in our time)

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by miomiomiomion | 2010-09-10 00:00 | ワタクシゴト