世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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僕の前に道はない

緊急時ってのもあるし、
周りの日本人の勤勉さに感化されってのもあるし、
ただ単純に職場から自宅まで通勤が1時間半かかるからってのもあるけど
連日帰宅が11時過ぎで、今日も11時半。ひょー。
働いております。

で、11時半に帰ってきて
それからごはん食べて
風呂入って
残った仕事なんかちょっとやったりすると
すでに12時半。
今日は仕事は全部終わらせてきたから
かわりにブログを書けるんだ。

とりあえず今はWFPではなくて
国際NGOの情報共有とか、現場のニーズといろいろあがってくる
援助の申し入れのマッチングとか
そういうことができる可能性の広がるところで
お手伝いさせてもらっています。
最初はおとなしめにスタートする気満々だったんだけれど
いややっぱり動きだしたら手も足も口も動く(笑)
いろいろアイデアが出てきて
無理なのもあるし、もしかしてできるのもあるし
とにかくどんどん数を出して、動いて
うまくいかないものはその都度削除して、
質を底上げしていく、そういう段階。

現場でもすでにそれぞれのNGOやらNPOやら個人やら
社協やら現地の災害ボランティアセンターが
ものすごい勢いで働いていて、
これから同時進行でやるべきなのは、
必ずしもうまくいっているわけではない
その相互間の連絡とか情報共有と
ネットの発達で情報量そのものは膨大にあるのだけれど
それをストリームラインするある種のシステムというかメカニズムの構築。
もうすでに動き出しているものや既存のものがあるところに
後から出てきて一枚岩のシステムはもちろんできないけれど
それをどううまく調整していくか、
県庁レベルでは「大丈夫です」なところでも
町村レベルだと「足りてない」ということもあるし
現場でこれが欲しい!というものに
個々に対応しているNGOもいくつもあるけれど
もちろん2000あるといわれる避難所
それから避難所にはいない、でも避難民の人のニーズを
完全に網羅するまでには行っていない、
そういう漏れを掬いあげていかなければならない。

そんな「調整」がやりたいと思っていて
弾丸帰国したわけで、
ちょっと最初の思惑とは違ったところに落ち着いたのだけれど
結果的にもっとベターで願ってもない仕事ができている。

うー心がうずくなぁ。
でもこの心のうずきはソマリアにいたときに感じた
無力感とか焦燥感とは全く別のもの、
これからどんな結果を出すか、これからどんなコラボができるか
寒い中で頑張っているたくさんの被災者のために
私もがんばるぞーという気持ち。
私の仕事の原点。
人のために、人と一緒に、人として働く。

今回の震災のサポートの現場でも
震災のために何かができる人ばかりではないのは当然だけれど
そこでただ悶々としてしまう人と
とりあえず、やれることを列挙してみて
停電して、献血して、寄付して、
自分の会社のプロダクトを大量に避難物資をして提供したり
自分がみつけた有益なアイデアをまとめて共有したり
これが必要だと思った考えを行動にどんどん移している人がたくさんいる。
私が帰ってきて会った同業者も
「呼ばれてきました」みたいな人じゃなくて
休暇を延長してボランティアしてたり、
昔の同僚に連絡してアイデアを出しているうちに別件でひっぱられてきたり
本業の合間に手伝っていたり、
とにかく、自分で動いている人が多い。

システムができあがるまで待っていたら
こういう混乱の中では動けない。
道がなかったら道を作る。
物がなかったら物をどっかから持ってくる。
問題の解決策がわからなかったら、作るかみつけるかする。
そういう気概がないと、前例がないことをやるのは難しい。
前例がないことをするときはどうしても
批判とか非難とかされることが避けられないけれど
とにかく結果を出して、物事を動かしていければ
結果オーライということも結構あるのが世の条理。
いつの時代も何かを作り上げていく人というのは
誰かに頼まれて、じゃなくて
自分の中で突き動かすものがあって、という
パターンがほとんど。
まぁこういうタイプの人ばかりだと
それはそれで統制取れないからだめなんだけれど。

現場といっても東京の事務局だから
怒号渦巻く、という感じではなくて
とにかく電話がひっきりなしになって
みんな膨大な仕事量を粛々と夜遅くまでやる、のだけれど、
同じような志をもった新しい仲間ができて嬉しい。
特殊な業界だし、普通の日本の大企業ってのと
また違うと思うのだけれど、
日本人ってのは「我が我が」というプライドが前面に出てこないし
気配りがあるし、優しいし、足をひっぱるみたいなこともないし(そんなひまもない)
一緒に仕事をしやすい。
世界各国で日本人の評価が高いというのがうなずける。

都心まで毎日通うってのも新鮮。
昼ごはんに毎日違うものが食べられるというのも◎。
通勤が長いのだけが辛いが文句は言っちゃいかんだろう。

しかしアフターファイブどころか
ウィークデイはプライベートが全然ありません。
そんな感じの緊急対応の現場(@東京事務所)です。
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by miomiomiomion | 2011-03-30 00:37 | お仕事

金はどこに送るか

今日は朝からコンピューターに向かって月曜日に
サイトにアップする文書の英訳中。
太陽を浴びながらお仕事するのは
気持ちがよい。

さて、いろいろ聞かれる質問の中に

どこに義援金を送ったらよいのか

というのがありますが、
おそらくこういう業界の実情を知っている(であろう)人として
「ちゃんとお金が被災者に辿り着く組織を教えてほしい」ってのが
そのココロなのでしょう。
正直なところ、私も全然エキスパートなわけではなくて
みんなと同様にネットで調べたり
知り合いが働いてたり
同業者の友人がお勧めしてたりするのを
比べてみて
「ここならいいんじゃないか」と思って
支援します。
私がお勧めしたいのは
「自分が支援する分をいくつかにわけて募金する」こと。
たとえば十万寄付するのでも
1か所に十万、ぽんと寄付するのではなくて
5か所、いい活動をやっていそうな団体に
2万円ずつサポートすることで微力ではあっても
現場で必要なさまざまなニーズがカバーされそうだなぁと。
岩手にも福島にも仙台にも、子どもにもおばあちゃんにも
障害を持つ人にも仕事のないおじちゃんにもいってほしいしね。

震災があったら、募金は「日本赤十字」ってのが
基本のキ、みたいな風潮が日本にはありますが
日本赤十字が悪いというわけではなくて
イチローやアムロやらがどどーんと一億円とか五千万とか
あげてるところに
「私がちょっとくらい寄付しても、あんまりインパクトないよね」と
思ってしまうのだけれど
同じ1万円、2万円、数千円を使って
いい活動をしている草の根NGOをサポートするのはありだと思う。

で、国連はどうでしょう?と聞かれるんですが
私個人の考えですが(←強調)
今現場に積極的に入っているのは、国連ではないので
(というのも、国連は政府の要請がないと動けないので)
「今、何か困っている人の力になりたい!」というのであれば
ぜひ各NGO団体のホームページや活動報告書を読んでいただいて
自分の直観や本能やハートにピッ!ときたものに
出すのがいいんじゃないかなと思います。

報告書や、計画書、緊急速報がマメにアップデートされていたり
海外での緊急支援の経験を生かしていち早く現場にはいったNGOや
聴覚障害者や妊産婦などピンポイントで支援をする団体や
火山灰の被災地の宮崎の野菜を直接買い付けして
東北の炊き出しに使うというユニークな支援(いいアイデアだ!)を
ここで紹介します。

コペルニクー緊急津波聴覚障害者支援プロジェクト

JEN―海外でも積極的に展開する日本のNGO①
現場にいち早く入ったJEN。緊急速報のアップデートもタイムリーです。

難民を助ける会海外でも積極的に展開する日本のNGO②

野菜サポーター(被災地NGO協働センター
被災地の宮崎の野菜を東北に送って炊き出しに使うというユニークな支援

ジョイセフ被災地の妊産婦支援

ピースボート(現地派遣の一般ボランティア募集:1週間以上)
ボランティアに参加したい人に

全社協 被災地支援 災害ボランティア情報
まとまった情報量があります

救援情報サイト 助け合いジャパン

本格的に動く来週からいろいろつながりもできてくると思うので
いい情報はどんどん公開していきます。

あとですね、私のブログでも何度か書いていますが
世界で成功している人の習慣として
(ちなみに私のオリジナルではなくていろんな成功ノウハウ本に出てくる”法則”)

自分の収入の1割を他人のために使うと
幸せな金持ちになれる

そうです。
ご参考に。
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by miomiomiomion | 2011-03-27 10:08 | 社会を斬る

日本帰国済

状況が二転三転して
帰国延期する気だったのですが
直前で状況が変わって、飛ぶ当日に決めて
帰ってきました。
今回は食べたいものリストも
会いたい人リストも
とりあえず保留。

でここ数日で健康診断受けて(脚の筋肉が超発達していたわかりやすい人)、
冬物揃えて(なぜ日本はこんなに寒い)、何人か仕事関係者と情報を交換して
ここぞ!というところで動き始めました。
TOR(仕事内容)がはっきりしていませんが
逆に言うと、それは
それはこれからの展開がどうなるかわからない
援助の現場ではよくあることで、
現場で必要なことをどんどんやりながら
よりより解決策を作り上げていく
そういう段階にあるから。
まさに、これが緊急援助の現場。

とりあえず現場に急行することは考えていません。
とにもかくにもいつもは現場主義!な私なんですが
(私を知る人は判ると思うけれど!)
今回は、足りないのは現場の即戦力というよりも
いろいろな場所にバラバラで活動している人材や
必要な情報や、有益な情報が
少しずつ体系化しているとはいえ、
まだまだ現場に十分に行きわたっているとはいえず
現場のニーズとこちら側にある物やら人のマッチングに
かなり漏れというかポケットというか空白スポットがある
その辺を東京にいて9時5時(←でも絶対残業あり)で
調整する方が役に立つんではないかなと思うから。
地味な作業ですけど、その地味なんがちゃんとできないと
現場に波及してこないわけです、必要な物資や援助が。

旧知の現場入りした外国人ジャーナリストに
「日本はこれだけ先進国で発達しているのに、被災者に物が届くのに
どれだけ時間がかかるんだ?!」といわしめる状況になっているわけですが
それは先進国だから、というより”先進国だからこそ”の
機能している(べき)組織の意思疎通だったり、規則だったり、
ルールだったり、があって、既存のシステムや機能が
そ未曽有の緊急事態に対応できるようになっていないから
(からいってそれを完全に放棄するわけにはいかない)
という側面もあります。
ほら、政府がもともと全然能力も財政もなかったら、じゃあ国連お願い!
じゃあNGOお願い!となるわけですが(←通常の発展途上国の震災の場合)
日本だと、非常事態に対応していない国のシステムの中で
それをうまく動かしていかないと行けない分、
時間とエネルギーがかかるわけです。
能力が高い人はいっぱいいても、
ちゃんと意思決定が迅速に行われるかどうか
というのはまた別問題。

これねーソマリアと違って、日本語の世界だから
私のブログもいつもみたいに本音炸裂!みたいにいかないので
かなり抑えたトーンで展開していくことになりますが
今回というかいつもそうでありたい自分の言論の姿勢として
だれか組織や個人や政府を批判するとか不満を述べるとかそういうんではなくて
もうこういう大混乱の中、みんながそれぞれが一生懸命動いていく中で
私も歯車になりながら、動きながらしゃべろうぞ、ということなのです。
気づいたことで、知ってもらいたいことをシェアする。
批判でも不満でも文句でもなくて
気がついたこと、提案、考えてもらいたいこと。
もう十分、暗い話題はどこからも手に入るわけだから
私が自分個人のスペースで展開しているこの場所くらいは
ドロドロしないトーンで行きたい。
ドロドロの中の、うわ!とかキラ!というのが
私の掘り出し得意分野。

気をつけないといけないのは、ちょっとくらい震災救援経験者だからって
上から目線でしゃべること。
私は普段の日本社会に所属していないので、
その辺はちゃんと謙虚になって
いろんな流れとか姿勢とか礼儀を学びながら、
どんどん言いたいことは言うし、やっていくけれど
プレゼンテーションのやり方として丸腰、笑顔、快活に、で
行きたいと思います。

もうどんどん動きは各所であるわけだから
それを阻害しないでどう調整していくか、
緊急支援もそんな第2段階に入るところです。

全力を尽くします!
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by miomiomiomion | 2011-03-25 00:16 | お仕事
某政治家が震災後にブログで
「大好きなアロマをたいて英語の勉強をしています」と書いて
大炎上し(現在は削除)今は
「仕事以外何もする時間がありません」というブログに変わっている。
アロマをたくのも、英語の勉強もするのも別に悪いことではない。
いくら忙しくても自分のための時間がゼロってこともないわけだから
仕事以外のことをやるのが悪いわけではないが

空気読め

ということだ。このはりつめた空気を読まないで
そんなノー天気なブログを書けば、そりゃ炎上するわな。
公人なわけだから。

普通の女子大生や
アロマテラピストの人がこういう時に
「アロマをやってリラックスしました」とか
「緊張を緩めるためにアロマの活用をするといいですよ」と
たとえば書いたって別に炎上はしないどころか
その情報は有益とみなされたり、共感を呼んだりするが
政治家にそれは期待しない。

ブログというのは個人のつぶやきのようでいて
しっかり社会に向けて発信されるわけだから
自分が公に向けて何を発表しているか
自分の立場をわきまえて書かないと
意図しないで書いたものがそのまま自分に向けた刃になりうる。

ひったくりを告白してつかまった若者がいたり
卒論をコピーして大炎上させた女子大生がいたり
ゆとり世代とか若気の至りとか関係なく
自分がやること、いうことに責任を持たなくてはいけない。

・・・と偉そうに書いておいて
実は自分が数時間前に書いたブログ内容に
内部文書の内容が入ってしまい
極秘秘密で誰かの首が飛ぶとかそういう類のものではありませんが
これはまずかったと内容を書き換えた次第であります。
私も気をつけます。

ちなみに私の書いているブログは私の所属している団体とは
関係ありません、ということを明記しておかねばならないわけだ。
私は公人ではないけれど、
仕事とか内部の詳細には触れないにしろ
発言には気をつけないといけない。
ただあんまり自分検閲しすぎて
内容が(正しくても)スパイスの効いていない
面白くない無表情ブログになるのは避けたいところ。
誰かの不利益にならないように
自分の意見を発表するということ。
文章を書くのは楽しいし
伝えたいこともいっぱいあるのだけれど
ただ楽しませるためでなく
自分の姿や考えをブログに映しながら
自分の佇まいを正す鏡のような役割を果たしたりもするのです。

ご意見、提言は謹んで拝聴いたします。
こんなことを思う、とかこんなことを聞いてみたいとか
そういうことがあれば遠慮なく教えてくださいな。
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by miomiomiomion | 2011-03-19 22:46 | 社会を斬る

to go or not to go

ルフトハンザが成田発着をとりやめたり
自国民に帰国を促す外国政府があったり
「最悪のシナリオ」を想定して
動いているようにみえる今。

でも最悪のシナリオって何

「安全である」「危険性もありうる」といういろんな見解が飛び交う中で
「東京が危険だ」とはっきり明言しているメディアも専門家もいない。
菅さんの「東日本はつぶれる」は論外として。
実際、ネットでいろんな人の意見やニュース読んでも、結局のところ
具体的にどういうシナリオになるのかがわからない。
実際に東京に避難警告が出たわけではないし
どこそこでミリシーベルトとか、放射能の数値が減少した、と
言われても、それが即どうなるのかというクリアな未来像が見えてくるわけでもなく。

列車もちゃんと動いているかわからない、
スーパーにいってももいろいろ足りないものがある、
電気が使えない、
放射能の危険性がある、

そんなことを統括して
母親は
「今帰ってこないでちょうだい」という。
「あなたが帰ってきてまたいろいろ歩き回られると
帰ってくるまで不安でしょうがないし」とも。
歩き回らないで仮に家にいたとしても
電気とか食べ物とか負担がかかる。

日本に帰って、やれるべきことやろう!と思っているのだけれど
「全力で支援する」といった国連機関は何をやっているのか
問い合わせをしても「必要があれば、声をかけます」といわれるだけだし
どこかボランティアするにしても、
今はまだ受け入れ態勢が整っていないから
個人で動くわけにはいかない。
こういうのはちゃんとシステムに入ってやらないと
迷惑になるだけだったのは、経験上よくわかっている。
「うちの家族の支えになる!」と言ったところで
「余計心配だ」と言われちゃうし、
「日本の消費を推進するのだ」と言ったところで
お店もやってないというし、足の確保も定かではない。

ふむ、そんな中で帰っても私足手まといでは・・・?
という気がしてきまして、
若干状況がわかるまで延期することにしました。

言い訳長いな。
わかっております。

いやしかしね、こう正義感だけで発信しちゃうのは
若くて無知な時は許されるとしても
ちっと年食ってしかもこの「緊急援助」業界で
7年も仕事しているわけだから
少しは賢い行動をとらないといけないような気がするんだよね。
別に賢くみられなくてもいいんだけどさ、
見切り発車でやれることが
準備をしてから動くことの期待される成果より
低い場合には我慢する。
絶対これは長期戦になるから、今急いで行動起こすばかりが
必要なんでない。
家にこもって、納豆食べてればそれだけで
私は幸せなんだけどさ。

しかしこの「無力感」は苦いね。
しかもその無力感に、「私がいたらきっと役立つことがあるのに」という
中途半端な自負心が加わって、日々とっても重く感じる。
しかもそれに加えてこの熱。ソマリアは4月5月にかけて
どんどん温度があがってくる「乾季」

誰にも頼まれてないのに
行動計画を練ってみたり
具体的な予定をたてて
動く気満々だったんですが

今はぐっとぐっと我慢して
ちゃんと走って筋トレして、栄養とって
瞑想して、4月に備えます。

それにしても、日本人の「粘り強さ」と「技術力」
それから「心配り」、桁違いにすごいね。
戦後最大のカオスがどんどんすごい勢いで
整えてられていく様子をみながら
「うわーさすが日本だわ」と感心することしきり。

バードビューで日本を見ながら
気づいたことをメモしつつ、
自分の行動計画を練り直す。
細々と発信しつつ、準備します。
4月の半ばまでには帰ります。
待ってろよ、日本。待ってろよ、納豆。
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by miomiomiomion | 2011-03-17 15:50 | 社会を斬る

生命力ON

どんなときにでも「救い」になることがある。
災いが転じて福をなすってやつだ。

停電になってみたら星がきれいだった

疲れた時に人の優しさに触れて心が温かくなった

星も、人の優しさも
普段からそこにあるものなのに
光や仕事が多すぎる日常の生活では
浮き彫りにされてこないもの。
都会の便利な生活でおざなりになっている
「生きる力」が眠りから覚めると
見えないものが見えてくる。

普段、改めて感謝することのない親や友人の存在が気になったり
感謝したり、疎かになっていた人のきずなが復活する。

「生きる」ということが、当たり前なことではなくて
本当にこの今が与えられているチャンスであることを気づく。

石原さんは完全に語彙の選択を間違えたけれど
(あの人はもうああいうキャラクターだし変わらないよね。
ある意味、わが道を行くという意味で軸がぶれてないともいえるわけだけど)
「我欲を洗い流す機会」というのは
決して被災地の人を対象にしたことではなくて
ゆるんで内向きになっていた最近の日本が
技術と底力と優しさがあることを
すごい国だってことを
外にアピールするためではなくて
日本人自身が再確認する機会である。

ティッシュがないなら、ハンカチで鼻をかむ。
トイレットペーパーがないから、水で洗う(アラブは全部これです。
紙なくても5分もしないで乾きますから)
ラーメンがなければ、じゃがいもをゆでる。
紙おむつやナプキンがないのなら、布ナプキンを試してみる

原発についても、「ただ何となく怖い」んじゃなくて
ちゃんと調べてみて実際どれくらいの危険に晒されているのかを
自分で確認する、学びの題材にする
(福島の現場にいる人はそんな悠長なことを言っていられないだろうけれど)
とりあえず、今日の在日英大使館のプレスリリースにはほっとした。
FacebookのNoteにあった英国大使館の会議から帰ってきた男性のノートの
最後の一文をシェアしたい。

The discussion was surprisingly frank and to the point.
The conclusion of the experts is that the damage caused
by the earthquake and tsunami, as well as the subsequent aftershocks,
was much more of an issue than the fear of radiation sickness
from the nuclear plants

行われた討論は驚くほど率直で的を得たものであった。
専門家の結論としては地震や津波そしてその後の後遺症が引き起こすダメージの方が
原発の放射能障害の恐れより断然高い

あとさすがだなーと思ったのが
同業者の新黒さんのつぶやき
「計算してみたら去年だけでワタクシ少なくとも2万マイクロシーベルトの放射能は
浴びてるざます。内訳はCTスキャン2回、レントゲン3回、10時間以上の長いフライト12回。
これは15日の朝、放射能MAXの福島第一原発正門前で2時間近くたっていたのに相当。
毎年そんな感じでぴんぴんしているよw」
・・・カガクテキな情報をちゃんと自分の行動に置き換えて
理解をする(そして周りを安心させる)その姿勢、私も倣いたいと思います。
ただ何となく怖いってのが一番不安になるんだよね。
「正しくじゃなくて楽しくあれ」と前に書きましたが
自分が正しく理解するようにする努力は必要ね。自分のために。
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by miomiomiomion | 2011-03-16 18:28 | 社会を斬る

普通に暮らす

友人で関西の老舗旅館の若旦那がいるんですが
彼の書いたメールでたいへん共感した一言。

「正直、自分自身、被災者のみなさんがこんなにも大変な中で
旅館営業してていいのかな?そう思う時もあります。
でも、僕らが止まっちゃったら日本が止まっちゃうんです。
被災地の復興をこの先長い時間支援するためにも、元気な地域は
しっかりと働かないといけない。」

僕らが止まっちゃったら日本が止まっちゃうんです

本当に、そう。
心やさしく、他人に共感する日本人は
誰かがつらいと
自分だけ楽しいことしていると
罪悪感を感じたりする。
でもね、実際つらい思いをしている人が
周りが(自分のせいで)つらい思いをすることで救われるか、否だ。
実際につらい人が目の前にいたときに、どんちゃん騒ぎをするということではないが
震災があったときに、国全体が喪に服せということはない。
むしろ、大丈夫な場所は、人はいつも以上に頑張らないといけない。
日本を支えるのは、経済活動なわけだから
家でじーっとしていたら、どんどん国全体のエネルギーが落ちてしまう。

確かに電車も止まってるし、スーパーにいったら必需品が売り切れてるし
(そんなことが東京でもあるんだ!)
デパートも、お店も軒並み休みという中で
BBCでみる六本木の夜の光景もしーんと静まりかえっているのはよくわかる。
こんなときにへそだして、踊る気分には到底なれない。

しかし、だ。少しずつライフラインは回復してくるだろうし
日本の底力を信じて、
じっと待ちましょう。
スーパーに行って、買占めしなくて大丈夫って
いろんなところで書いてあるんだけど
みんなやっぱり心配なんだよね。

だから震災起こる前に決めていた旅行の予定とか
いつもやっていることとか今慌てて
キャンセルしなくていいと思う。

こういう時期に楽しむ気分になれないってことはあるかもしれない。
でもね、家にいて四十六時中、気が滅入るような震災映像を見て
どうなるかわからない原発に、いろんな情報をかき集めて不安になるより
ちょっと落ち着いたら
動き出さないといけないわけだから
その準備をしたほうが建設的だと思わない?

ちゃんと食べて、
ちゃんと寝て、
ちゃんと話す。
不安なことは、ちゃんと調べてみる。
本当にたくさんの情報が氾濫しているから
なにがなんだかわからなくなるかもしれないけれど
そうしたら、いったんコンピューターもネットもオフして
温かいミルク入りのコーヒーを飲んでみる。
お気に入りの音楽を聴いてみる。

震災前にうちの親に出したメールに
御岳山行って、つるつる温泉に行って、炭火焼食べようよ!
と書いたんだけれど、
「奥多摩のほうの電車は止まっていますし、今はそれどころではありません」
と返事が来た。

・・・いや、今じゃなくていいけど、
電車動き出したら、山に行って東北に向かって念を送るんだよ!と言ったら(これは電話)

「なんかいろいろ放射能が出てたりして、外に出ないほうがいいみたいよ。
アレルギーもちの●さんが外に出るとピリピリするって言ってたのよ。
みおももともとアトピーもちなんだか今帰ってくるとまずいかもよ。
日本帰ってこないほうがいいかもよ」

ミオ「ちょっと、そんなこと言わないでよー。お母さんたちはどうするのよ何かあったら!」
母「私たちはしょうがないからこのまま日本とともに沈没するわよ」

・・・日本は沈没しないから!
母、ネガティブ~
でも、今の日本にいて、ずーっと震災報道を聞いて
いろいろ心配してたら、こういう気分になるのは不思議ではない。

だから、その解毒剤として
誰かの発言の揚げ足取りをとってみたり
何かをしようとしている人の非難をしてみたり
してしまうのもわかんなくはない。
でも、あんまり健全な発散の仕方じゃないけどね。
こういう非常時の「非難」には集団ヒステリーにつながるから
冷静に。
政府の対応とか東電の対応とか
確かに遅いですが、そんなん今に始まったことではないし
とにかく今懸命に取り組んでる最中に
「なっとらん」という人、自分がこのポジションにいたら
実際何をするか、できるか考えてみい。
人を非難するのは簡単だけれど
それで何が生み出せる?

こんなところで
ユニクロの社長個人の寄付で

10億円

+ヒートテック7億分寄付、世界中のユニクロから1億とか
そんなスケールのでかい話を聞くと嬉しくなっちゃうね。

金のある人は金を出す。
技術のある人は技術を提供する。
仕事のある人は仕事をする。
アイデアのある人はアイデアを提供する。
子供がいる人はちゃんと子を守る。

とにかく

自分ができることを、やる

それは別に震災関連に役立つことでなくていいんだわ。
やれることが特にない人。

できるかぎり普通の生活を送ること

絶望することは全くないのです。
今の日本を動かしているのは、私たち。←”私”をいれていいものか・・・
普段の経済活動。
仕事に行って、ジムにいって、
たまに友達と外食して、子供を公園に連れて行って
帰りにスーパーによって
気にいったら物があったら買う。
週末は映画を見に行って、友達とお茶したり
ちょっと遠出をする、そういうことで
今の日本がつみあがってきたわけだから。
で、どっちにしても今月は飲み会が減るだろうから
その分は寄付に回しましょう。

私も今月分の給料の半分は寄付をする予定。

普通に暮らすことが、復興につながります。
しっかりね。
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by miomiomiomion | 2011-03-15 17:05 | 社会を斬る

鞄の中身

よくおしゃれな雑誌で
「できる女の鞄の中身」
みたいな特集があったりするけれど
今日は便乗して(?)
緊急援助の現場で働く私たちに支給される
Quick Run bag(緊急避難用バック)の中身を紹介しよう。
参考に。なるのもならないのもあるけれど。

いざという時に、必要なものがまとまったカバンがあるとあせらなくて済む。
お財布とかパスポート以外の「普段必要じゃないけどあると便利なもの」は
まとめておくといいかも。
あと、携帯とかコンピューターに必要な情報が全部入っていても
電子機器はあっという間に壊れたときに破壊力が大きいので
ちゃんとバックアップとっときましょう。
私はコンピューターのバックアップは毎週日曜日に取ってます。

テーマは、”できる”でも”いけてる”でもなくて
”生きる”。最低限の持ち物。⑥~⑳までは普段からカバンにいれっぱなし。

①リックサック(両手が自由に使えるもので丈夫なもの)

②パスポート

③お金とクレジットカード(いつもいれっぱなし)

④手帳(クレジットカードの情報とか銀行口座とか必要な情報を一か所にまとめておく)

⑤携帯(電池が切れた時のために、必要な電話番号とか連絡先をどっかに
保存しておくこと。今携帯に頼りすぎてて携帯が壊れたり水に落としちゃって
連絡先全部パーみたいなことにならないように常日頃からバックアップというか
必要な情報は紙でとっておくといいよ)

⑥薬セット

1.抗アレルギー薬:アンチヒスタミンが一瓶あるとアレルギー(鼻水とかくしゃみとか
目がかゆいとか)になったときの一時処置として便利
2.バンドエイド
3.消毒液(マキュロンとか)
4.包帯
5.生理用品(止血にも使える)
6.抗生剤の入ったクリーム(かぶれとか傷とかいろいろ使える)
7.エピペン(これは一般的に健康な人は必要ないかな、アレルギーショック症状を
抑えるものなんだけど、私はアナフィキラシー経験者だから持ち歩いているけど)
8.痛み止め・解熱剤(バファリン)
9.脱脂綿
10.サージカルテープ(固定したりとか止めたりとか。粘性の高いテープ)
11.三角巾(骨折用)
12.毛抜き

⑦紙とペン
あるようでないと不便なもの。かならず入れておく
私はノリとはさみと蛍光ペンももってます。

⑧ナイフ
私は普段はもっぱらワインのコルク抜きと果物の皮むきとして活用。
エマージェンシートレーニングにいったときはこれで
森に入って、木を切って、寝床作ったりしたけれど
そういう正統派の使い方は普段はしません

⑨水
きれいな水が手に入らないときはとにかく10分間煮沸すれば
たいがいのバクテリアは死ぬから大丈夫といわれました。
うちのオフィスには一人10リットルx一か月分の緊急用貯蓄があります。
おなかが減って死ぬまでには時間がかかるけれど
水は必要です。

⑩ホイッスル(笛)
これ、緊急事態で誰かの注目を得たいときに便利。
悪い人をひるませることもできるし、
がれきの下にはさまって、声が出なくても
最低限のエネルギーで音が立てられる。

⑪懐中電灯と電池
私はヘッドランプが入ってます。両手が使えるので便利。
日本は停電ってほとんどないからキャンプする人は別としても
自宅に懐中電灯ない人結構いるんじゃないかなーと思うけど
そろえておきたいね。

⑫マッチ(ライター)

⑬カーディガンとかストール
寒さをしのげるもの。体にまけるもの。
骨を折ったときに支える布としても使える。
私はこれにバリスティックブランケットも入ってます
(ペラペラなんだけど体温を保持するためのもの、
軽くてかさばらなくて便利なんだけれどどこで手に入れられるんだろう?)

⑭くつした
健康の基本は頭寒足熱、です。靴下はあると便利です。
足が温かいとよく寝られます

⑮一週間分の基礎化粧品・石鹸・シャンプー
この際、目の上が秋色になってなくても
唇がテロテロしていなくても
チークがなくてもよいとしましょう。
化粧は必須ではありませんが、
肌の質感を維持するための
化粧水、乳液、クリームそして日焼け止めは必須。
あと、眉ペン(これ重要よね?)
マスカラをもつと、リムーバーも必要になるので
マスカラは断念します、あ、でも個人的に
Fiber wigだったっけか、
お湯で落ちるマスカラはとっても優秀。
クレンジングがなくても落ちるんならいいよね。
あとはリップクリームとヘアブラシ。
非常事態においても、女は「みすぼらしく」なってはだめです。
「けばく」なくていいですけど

⑯飴とかチョコレートとか
溶けにくい甘いもの。
忘れたときにカバンの底から出てくると元気になる。
疲れた時にあると嬉しい。

⑰小さなタオル
ハンカチより使い勝手がいい

⑱ビニール袋

⑲コップ・コッヘル(水とか食べ物とか)

⑳手が洗えないときのための消毒液

あとは通信機器(衛星電話とかラジオとか)だったり
コンパスなんかも入ってるけど
ま、そこまで準備しなくていいね。
あと私は個人的に必ず日記を持ち歩く。
いろんな思いついた思いやアイデアを書き留めておくため。
時系列で何があったか書き留めておくとあとで参考になります。
とりあえず、「何かがあったときのための」情報のバックアップと
ナイフとか懐中電灯とかマッチとかそういう細かい必要なものが
入っているバッグがあるといいかもしれません。

写真撮ってみたんだけれど芸術的でもおしゃれでもないので
載せません。
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by miomiomiomion | 2011-03-14 04:23 | 社会を斬る
こういう混乱する時期には
イライラしたり、やきもきしたり、
不安になったり、ピリピリしたり、
ネガティブな精神状態になりがちだけれど
そういう時に
生まれるものがポジティブなわけない。

だからあえて主張しよう

正しい人より、楽しい人であれ

そして

悲惨な時こそ、快活であれ

みんなが
正義の伝達人というか
メディアになって
「必要な情報」を必死で提供する今、
「部外者が信じる必要な情報」で「被害者が必要な情報」を
埋もらせてしまう危険性に気がつきましょう。
「部外者が信じる必要な情報」が現場を
さらに混乱させてしまう可能性に気がつきましょう。

情報を提示するのは、その情報の真偽に責任の持てる責任者がすること。
あ、これ有益だなと思うニュースをシェアするのはいいことですが
緊急時でみんながパニックなときは

言われていることが本当に事実かどうかわからない人は
だまってるほうがいいのが、鉄則

コピペのコピペのコピペをしているうちに
伝言ゲームじゃないけれど
文章の真意がゆがんだり
全く根拠のないことがもう超第重要なニュースのように受け入れられたり
文章の責任の所在が薄れてくる。
それでまわりがパニックになる。
情報を提示するときは、もとの情報ソースを提示しましょう。
短いサマリーを添えて
元のURLをつけるとか。
ま、でも偽のWebサイトができて問題になってるくらいだから
それも確実じゃないか。

原発の危険性とか、埋もれている助けを求めている人の情報とか
そういう命にかかわるようなことは特に。
現場に入れる人が限られている中で
拡散させる現場情報にどれだけ意味があるか。
拡散より、伝えるべきは警察でしょ?
原発に関しても、平穏な時に、じっくり議論を交わすのはいいけれど
今はそんな時期ではない。
・・・と思ったんだけれど、確かに
「政府が(パニックを恐れるために)正しい情報を伝えない」
というのはあるな、と同業者の友人のブログを読んで感じた。
うーーん、難しいところだよね、
いろんな情報を集めて
自分で判断せよってことだけれど
間違った情報か、正しいかわからない情報が流され
それを否定する情報が流され
それをダブル否定する情報が流され、
みんながイライラして、ぴりぴりする。
・・・情報の真偽より
その情報が錯綜する中で
みんなの不安や不満が募ってくることを危惧するのだ。

で、冒頭のメッセージに戻るわけだけれど
こういう非常時に集まってきた「正しいこと」を
ちゃんと取捨選択して自分の行動に反映する分にはいいけれど
無駄な混乱を引き起こさないために
今、外部にいる私たちが維持しないといけない心意気としては
正しいことを伝える人よりも
楽しい人で、まわりを元気づけられる人の方が
役に立つってことを伝えたい。

そりゃ、友人や家族が現場にいる人は
気が気じゃなくて「楽しく」なんていわれても無理だろうけれど
いつもどおりに接して、気にかけて、時間をすごす。
元気づける。

非難とか議論とか、そういうのは落ち着いたあとにゆっくりやろう。
今やれることは、落ち込みがちな社会の空気を上向きにすること。
「社会の」って言ってるけれど、
ようは自分のまわりの人間にポジティブに対応すること。
リラックスすること。
ネガティブになっている人に一言声をかけて
冗談の一つや二ついって、とにかく笑顔を引き出すこと。
だって、心配したって、批判したって、議論したって
被害地の現状は変わらないんだから、
今いる場所の空気がこわばらないように
快活でいることが、とっても重要よ。

深刻な現場において、本人も深刻である必要はない、
それは緊急援助の現場で痛感すること。
おちゃらけろってことではなくて
もうどう考えても気が滅入るような現場で
本当に役に立つのは、やるべきことをしっかり見極めて
周りを元気づけらる楽しい人。

心配しないこと、怒らないこと。
イライラしないこと、ピリピリしないこと、むかむかしないこと。

そういう状態になったら
ふーっと大きい深呼吸して
楽しいことを考えましょう。
ネットとかテレビをずーっとみないで
人と話しましょう。
笑顔を忘れないでね。

誰が言ってたのか覚えてないのだけれど
幸せだから笑うんじゃないだ、
笑うから幸せになるんだ、って、
そういうことです。
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by miomiomiomion | 2011-03-13 19:25 | 社会を斬る

今やれること

高みの見物で申し訳ないのだけれど
気がついたことを書いてみる。

1.MIXIやTwitterやブログは
自分や家族の安否を友人や知り合い・家族に
知らせるには効果的なツールだけれど
その一方でちゃんとスクリーンされていない情報が”良心の名のものに”
拡散されて混乱を引き起こすことがある。情報をシェアするときは
情報ソースをきちんと示すこと。(友人からのコピペです、とかじゃなくて
ちゃんとメディアとか政府の発表とかある程度信頼できる出典がないと)
←メディアが信頼できるかどうかはとりあえずここではおいといて

2.たくさんの有益な情報がシェアされているのだけれど
情報が流れてしまっているというか、
きちんとアーカイブできる場がないから
無駄な情報洪水を興している。
必要な人が必要な情報を効率的に得るために
ネット検索すれば、出てくるような情報は(伝言ダイヤルの使い方)とか
わざわざツイッターとかブログに書く意味があるのかなぁ
(あるのかもしれない、私はそういう情報が必要な人が
わざわざツィッターやブログをみるとは思わないんだけど。
たまたま必要としていた情報が載っていたらそれはラッキーだけれども)

みんな心配していて「何か自分がやれることがないかな」と思っているのは
わかる。だからブログに「私も寄付をしました」とか「献血に行く予定です」
とかそういう決意とか貢献表明をするのはいいと思う。
周りをiNSPIREすることって私たちのできるひとつのことだしね。
でもなんでもかんでもやればいいわけじゃないのだ。

とりあえず、今個人で何か動くのは無理だと思っていい。
食糧が必要だ、とかガスコンロが必要だとか、水が必要だっていったところで
1人でガスコンロと水を抱えてトラック乗ったところで
行く道順も、いく場所も、必要としている人がどこにいるかもわからない
情報がないまま善意だけで動き出しても、結局何にもできないどころか
二次災害につながるかもしれない。
その心意気は素敵だけどね、心意気が爆発する前に深呼吸いれよう。
ボランティアが必要なのはもうちょっと先だ。
混乱の真っただ中のいま必要なのはプロの仕事を最優先すること。

私もボランティアとしていろんなところに顔を出してきたし、顔だけじゃなくて
手も口もいろいろ出してきたから、何もできない「もどかしさ」とか
「無力さ」にじれったさはよくわかるのだけれど、
今私が「何かやりたい」ということは、
それは”現地に行って人の手助けをしたい”
ということではない。
「いいことをやる」のが重要なんでなくて
やることの結果が「いいことになるか」が問題だから。

そりゃガスコンロと水貰った人は一時的にハッピーになるかもしれないし
遠くからきてくれてありがとう、みたいなこともあるかもしれない。
でも、今やらないといけないのは
そういう「〇〇が必要」だとか「人助けしなくては」という細切れの情報や
計画が添付されてないむき出しの良心にしたがって
動くことじゃなくて、状況を静観して
まずは情報が一元化して、実際に必要だというのをわかってからで遅くない。
実際にいくつかの市役所なんかで
必要な物資の募集を出しているところもあるみたいだし。
そういう公式な情報があるなら
動いてみるのはいいかもしれない。

でも今はまだライフラインが確立されていないし
道路も陥没しているし
外部に発信する情報よりも
当事者の市役所なんかは
次いるくるかわからない地震への警戒や
生存者確認でてんてこまいだろう。

そんななかで、何ができるのかというと
今は節電して、
自分のところの非常用の食糧や水や常備品の点検をして
余裕のある人は献血にいくくらいしかできないよね、正直な話。
あとは周りの(特に被災地に知り合いや家族がいる人の)
そばにいてあげること。
もうちょっと後になったら
きっといろいろクリアになってくるから。
そしたら動ける人は動けばいい。

献血は今行くといっぱい人がいすぎるから
逆に2週間ぐらいたってしてからいくといいだろうけれど。

あ、ちなみに私は献血できません。

献血ってね、びっくりするほど条件が厳しくて
口蹄疫のときにイギリスいた人はダメとか←ワタクシ留学中
アフリカに行ったことがある人はダメとか←行ったことがあるどころか住んでます
ピアスしている人はダメとか←これで女の子は結構はずれるよね。
はて、耳たぶは大丈夫だったかな?
ちなみに鼻ピは感染しやすいからダメなんだそうで。
というわけで私、トリプルパンチでアウト。
あ、決して「不特定多数と性交渉をした」わけではありません。

寄付金はいろいろ始まってるみたいですが
かねがねこういう寄付金ってどこでどうやって
行き場所決めるんだろうと思ってきたので
ちゃんと、その団体の報告書みてから決めようかな、と。
ほら、よく国際援助なんかでも
1万円あげて実際に子供にいくのは20%とか
そういう話聞くじゃない?
あ、うちの組織の話ではありませんよ。

というわけで、今はやきもきしますが
じっと情報収集+行動計画を練る最中です。

各国で日本の反応絶賛中。

いろんな良心をもった人たちが何かできないか
情報交換をして模索する
そしてプロフェッショナルが冷静に仕事をする
大変な時期ですが、
日本の意識とか危機感をよい意味で変える
いい時期になると信じています。
まずは、一人でも多くの人が
ちゃんと生きて避難できるますように。
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by miomiomiomion | 2011-03-12 22:38 | 社会を斬る