世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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でや!

はっきり言って、この一週間でここまで準備ができたのは奇跡的だと思う由。
ここに来る前に、①あんまりちゃきちゃきやんな②人間関係を作ってからやらないとだめ
③こっちのやりかたに合わせろということを言われてきて、
それでも一週間半で、ゴールデンウィークの大量のボランティア流入に備えて
いろんな準備を終わらせないといけなかったわけで、

ゆっくりやれ+一週間半で500人+(Per day)くるであろうボランティアの
受け入れ準備をやれ

というかぐや姫もびっくりの無理な課題を与えられたわけです。
東京とか大阪からくる私のような外部の人間を「外人部隊」と称されて
(こっちの人がそういうというより、私たちが自分たちのことをいうのに
使っているんだけれど)もともとのんびりきれいなところで
自分たちのペースで楽しく生きてきた気仙沼に、
未曾有の災害がふりかかり、外人がどわーとはいってきて
普段やらないスピードで普段やらないことをする、という
こちらの人にしてみれば、仲良くなったヘルパーさんの言葉を借りれば

なんか外国にきたみたい

になってるわけです。

この一週間、市役所を回り、公民館をまわり、自治会に出席し
県庁の人、市の人、小学校の先生、民生委員さんと
いろいろお話をして、それをボランティア調整班とかニーズ班とか
協議を重ねて、人を投入して表にでてきていないニーズ発掘をし、
とりあえずGWの人の受け入れは万全とはいわないまでも
(だって絶対事前連絡なくて突然来る人がいるし)
一通りできたわけです。ゆっくり急いで、急いでゆっくりする。
そんな感じでとにかくばんばん自分も動いて人も使ってます。

思ったことをどう言うかで
「がんがん度」を低め風に設定し
でもやっぱりがんがんなんだけれど
とにかくまわりに仕事をわけて
自分だけでかかえこまないようにしている。
自分より年上の役職のついているえらい御方には責任を
自分より年下の若手にはがんがん鍛える機会を
ふりわけていくことで、自分の負担も減るし
結果いいものができるのだ。

しかし8畳間にざこねでお風呂なし、コンビニ生活は
はっきりいって体にこたえます。
プライベートがほんと全然なくて
風呂入るのも(銭湯週1)、寝るのも誰かが一緒。
電話かけるのも外だと寒いし、中だと気使うしで
ブログも書く暇もなく。
でもって4日ごとにかわる人たちと一緒にいるんだけれど
これがねーほんとに楽しい人たちで毎日宴会なのさー。
宴会でないで寝るって手もありますが
それはそれで落ち着かない性分でして。
というわけで5月10日まではこのままつっぱしります。
とにかく栄養をとるようにしてのりきるしかない。

毎日梅干とカルシウムウェハースと野菜ジュースは基本。
しかし、差し入れなんかがゾクゾクはいってきて
ぱくぱく食べてるもんだから、
こんなたいへんな生活してんのに、
銭湯行って測ったら体重増えとんねん、なんでや!なわけ。

気仙沼イントネーションと関西弁がごっちゃになって
日本語がかなりあやしくなってます。
うぢのごでやります、って言われて素で「うぢのごってなんですか?」と
聞いたら「うちのほう」でした。
こういうのは、答えるほうも恥ずかしいけど、聞いたほうはもっと恥ずかしい

しかしかなり強引なまとめなんは承知していいますが
気仙沼とてもいいです。Love気仙沼!
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by miomiomiomion | 2011-04-30 06:14 | お仕事

気仙沼なう

気仙沼に来て一週間になりました。
こんな感じです。

①昨日お風呂に初めて入りました。
銭湯終わるのが午後の8時で、スタッフチーフ会議終わるのが午後の8時。
先週末から銭湯の終了時間が午後の9時になりました。
ケロリンの黄色い小さな洗面器にお湯をためるんですが、
水とお湯の出る蛇口が違ってしかも押している間しか出ない蛇口なので
結構不便です(でもバケツで水浴びしていたスーダンよりはまし)
②寝袋で老人ホーム(というかデイケアセンター)の和室「福」に
泊ってます。(女用)ちなみにとなりの和室「寿」には男性が寝ています。
たたみに雑魚寝です。若干いびきがうるさい人が一名~(男側)
③基本コンビニ飯ですが、スーパーもあります。でも自炊ができません。
本日の夕食は白米、しじみの力(という名前のスープ)、納豆、しらす、
きゅうりのつけもの、ハマチの刺身、黒糖梅酒、栗原さんちのおすそわけ
まろにが抹茶プリンすっぱめレモンソースでした。
これから寝る前にC1000タケダのビタミンレモンコラーゲンを飲みます。
④職場のドレスコードは、防災服か普通の服です。スタッフなんで
まオレンジ色の「気仙沼市ボランティアセンター」のパーカーを着ています。
⑤「しゃべんのはやすぎてわかんね」と一日に1回は言われます。
⑥エンゲル係数が100%です。
⑦関西のブロックから大阪、兵庫の社協の職員がたくさん来てるんですが
彼らのぼけとつっこみのレベルの高さと速さに心底感動。
ぼけつっこみも、点なら私も打ち返せるんですが3Dで投げつけられると
東京出身ソマリア在住一時宮城の私では太刀打ちができません。大阪留学したい。
⑧気仙沼は癒し系の比率が爆発的に高いです。仕事をしていると和みます。
⑨目印があんまりないので、ナビがないと迷います。
⑩今はボランティアバス班のチーフをやってます。
ちゃきちゃきするなと言われたので、ゆっくりしゃべり始めようとは
するんですが、言いたいことが多くて、会議の時間が短いので
どうしても発言開始7秒で加速している模様。

たった一週間で100人以上の人に会って、いっぱい語って
同国なんですが、異国よりもしかして異国度の高い行政の真ん中の環境で、
メールより顔見て話をせいな場所なんで、しゃべって考えて動いてを
繰り返しているとブログとかTwitterとか日記に落としている暇もありません。
共同生活なんで文字通り「一人になる時間がない」というのも大きい。
「あーでも一日だけど気仙沼にきてよかったー」と言ってくれるボランティアさんや
「関西で同窓会やろう」な仲間とか
「みおさんに会えてすごい刺激を受けました」とか「終わったらうちに来て
マッサージしにきなさいよ(←奥さんがリラクゼーションサロン経営な人)とか
そんなことを言ってもらえる同僚とか、
とんかくこういう非日常な空間で新陳代謝がよい場所にいると
壁とか溝とか気にしたりしている暇もなくて
どんどん行動していけるからすごい速さでなかよくなれる。
こういういろんな人たちが同じ思いをもって集まって
何かを作り上げようとする空間を私は何よりも愛すのです。

「ボランティアにきてもらってついでに観光もして
いい思いをしてもらったらええんでないの」と言ってくれる
こちらの人たちの温かい思い。
関東や関西から仲間を集めて仕事の合間にたった一日でも
こちらの人のためになりたいと道具一式そろえてきてくれるボランティアの熱い思い。
そういうものを上手につなげるために
私は今までいろんなところで仕事をして、経験を積んできたんだなぁと
「人生に偶然はない」という実感があります。

がれきが山のように積まれた中で、壊れた家屋や決して快適とはいえない
避難所に住むがいて、重機で掃除する人や、炊き出しをする自衛隊員がいて。
それでもふっと顔を上げると満開の桜と心の原風景のような
気仙沼を包み込む山々が見えます。
どんなにつらい環境にいても、お互いを思いやることと
ユーモアを忘れないこと、しっかり話すこと、それができれば
無からもしくはマイナスから何かを生み出すことができるのです。
そんなんでエンジンががーっとかかって
気持ち24時間動けてしまうわけです。寝ますけど。

GWが山場です。
がんばれ気仙沼、がんばれみんな、がんばれわたし。
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by miomiomiomion | 2011-04-26 23:03 | お仕事

女心と秋の空と被災地

女心と秋の空と被災地。

先が読めないもの。日々変わるもの。

仙台、現在雪が降っとります。2℃って言うんだけれど
桜も咲いててもう4月も後半で雪って
桜吹雪と一緒に雪も降ってる。
風流でなくてシュールレアル。
嫌いじゃないけど、寒い。

さて、そんなんで昨日の今日の仙台なんですが
明日から気仙沼に入ることになりました。
トントン拍子、ってここにつかうのは
間違ってるかもしれんですが
轟々流れるこの時流に飛び込み、
石をよけ、波に乗り、枝をつかんだら
行きついた先が気仙沼だったという。
こういう勢いがついているときは
勢いに逆らってはいけない、というのは自然の摂理。
よい風向きです。

Mobile Wifiも準備できてないんですが
どっちにしても気仙沼はネット接続不安定だから
連絡は電話でってことで
社協の皆さまと一緒にワゴンでINなのが明日。
準備はしてましたが、全然仰々しくなくて
するするーっと前線へ。
とりあえず、私がなんかを作るとかそういうえらそうなんではなくて
今あるシステムと今ある人の流れを
壊すんでなくて、上手に活用しながら
もれをカバーしていくことを”お手伝い”する、そういう立場です。

こっちにきて最初の忠告が
「みおさん、あんまりちゃきちゃきやるとこっちの人びっくりしてしまいますから
ペース落としてやってくださいね」ってことだったのだけれど、
とにかく、ここは被災者ありきなんで
私のプライドとか自信とか経験とかいってしまえば情熱ってのも
どうでもいいことで(ないとないでそれはまずいわけですが)
とにかく私がどうかかわるか、何をやるかが
ここの人のためになるかどうかの視点を軸に、
自分のもってるものを調節しながら動いていきたいと思います。

いやーもうねー有名人から高校生から社会人から外国人まで
全世界の人々が日本のこれからに注目して動こうとしている今、
私のやれることは、そのそれぞれのまっすぐな思いの
すきまを流れて、いい方向にしくみを整えていくお手伝い。
老人ホームに泊って、県や市の社協や災害ボランティアセンターの人と一緒に
まずはゴールデンウィークのボランティアバスパック(リアルな目先の課題)から
炊き出しやボランティアの調整から
今後の復興につなげていく提案までできるように
しばらく気仙沼ベースで活動予定。

接続があればブログも書きます。
いい写真がとれればとも思うけれど、
まずは、仕事。
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by miomiomiomion | 2011-04-19 23:53 | お仕事

ラララ仙台

都会の駅の駅前っつーのは
どこも結構似てるのは気のせいかな。

コンビニとか松屋とか便利だけれど
無機質というか画一的で
「地方に来た~」という気がしない。
いやーこれは地方ではないんだな、都会だ。
TSUTAYAがあったり、カラオケ館とかLOFTまである。
全部ちゃんと営業中。

さて、というわけで仙台入り。
今はホテル暮らし。
朝6時に到着して松屋(無機質とか言っておきながらここでごはんw)
で納豆定食食べて
社協にあいさつ行って、オフィスに行って
夕方4時からNGOの連合体(という名前ではないんだけどまぁ
そういう感じ)で、夜7時から県庁で
内閣府と自衛隊と社協とNGOの4者会議。
夜の10時過ぎまで。
帰るときに対策本部のぞいたらまだ防災服着た人が
いっぱい残って仕事をしていた。
同僚と中華食べて「浮気の境目はどこからか」とかそんな話をして
帰ってきたらもう次の日になってる。

仙台は海の方の若林町とか宮城野区とかいくと違うのだけれど
都心のほうの機能はほぼ元通り。
ミーティングなんかも今日初めてなわけだけれど
無駄にだらだらやるようなんじゃなくて
論点をぎゅっとぬきだして、みんなが忌憚なく意見をいう
(賛成するとは限らないわけだけれど)風通しのよい空気がある。
何かが生まれるときは
ちょっとの軋轢とちょっとの抵抗が不可避だけれど
それを恐れずに、それぞれのアクターが
がっつり仕事をしている模様。

NGOの現地入りしている比較的若手(でもやり手)の意見を
自衛隊のおえらいさんとか内閣府の人とか
きちんと吸収して、行動に変えていこうとしているとか
本音で直面する問題点を述べる県庁社協の人とか
ビジネスな解決策を提案する社長がいて、
それでいきましょう、と即断する役所の人がいて、
驚くほどに(いや、驚いてはいけないのか)建設的な場であった。

必要なのは評論家ではなく、行動を起こす人。
批判をするのは(理由に筋が通ってれば)構わないのだけれど
その代りになる代案を出さずにただ、「だめだー」と言うのが一番だめなのだ。
うまくいくかはわからないわけだけれどね、
今のままでだめなのであれば、とりあえずよいと思われる方向に一歩進めてみる。
役所も自衛隊も、NGOも民間もそれぞれの得意分野を突き合わせて
目指す方向性に焦点を定めて駒を動かす。
いろんなやり方と考え方とタイミングがあっていいのだけれど
相手の意見を尊重しすぎてとか、決断を恐れて機能不全に陥ってしまわないような
ブレイクスルーできる瞬発力というか自信というかエネルギーが必要になる。
ここにも面白い人がたくさんいそう。嗅覚が反応する。

とりあえず、仙台にはずっとはいないで、現場つきになりそうな。
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by miomiomiomion | 2011-04-19 01:59 | お仕事

腸内停滞

普段から仕事はまじめにやるほうではあると思うけど
仕事しかしてない、というのは珍しい。

あ、でも厳密にいうと違うか。
桜も見に行ったし、
本は読めてるし
京都から友達が来たときに焼き肉も食べたし
船の後輩とランチ食べたり
職場の人と帰りにたまには飲んだり
それから仕事関連で昔の知り合いとすごい勢いで再会しているので
仕事一色人生な割にはカラフルである。
というか、食と人的交流はソマリアより格段に充実。
しかし会う人が同業者ばかりなので(文句はありませんけど)
全然関係ない業界の人に会って刺激を受けたい今日この頃です。
棋士とかいるか調教師とかボイラー技士とか。

さて今週末から仙台ベースになります。
一カ月くらいは東京帰ってきません。

というわけで本日は山のようにユニクロで初春用の温かい洋服を買い込んできた。
別に東京から来たからってファッションリーダーである必要はないし
地元の人とか政府の人に溶け込んで信頼を得ないと仕事にならないので、
派手にならずででもちびっと女らしさは見え隠れする感じの
やる気のあるねーちゃん的なファッションにしようとして結果ユニクロ。
脳内イメージ水原希子。
心配なのは現地で被災者と着てるものがかぶること。かぶるのは構わないんだけど
ちょっとあの人支援側なのに、支援物資着てるーとか言われたらどうしよう。

もってくクリアファイルはどっかに置き忘れてもちゃんと私のところに戻ってくるように
ピンク色にしてみました。最近、持ち物にピンクが多いんだけど
別に恋愛運とか出会い運を高めようとかいう意図はありません。

拠点になる仙台自体はもうかなりインフラほか戻ってきているそうなので
あんまり東京から荷物をたくさん持ち込むことなしに
あとは現地で経済復興活動(要するに買い物)をしてもいいやと思っております。
寝袋と懐中電灯はもってくけれど、
あとは基礎化粧セット一セットと洋服くらいね。
人生はなるべくコンパクトに、が信条です。
あと一カ月くらい長い時間をかけて読める良書をもっていかなければ。

最近ブログが滞りがちですが
ネタがないわけではないんだけれど、ネタの落としどころまで
消化する自己内省時間が足りなくて
消化物展示場になりません。
脳内の腸のあたりでまだゴロゴロしている感じ。
だから書いてもだらだらな空気が流れてる。

とりあえず、140文字くらいだとどうにかなるんで
Twitterを再開してみました。
腹減ったとかかばんをそばやに置き忘れた!とか
そういう「So what」的なつぶやきじゃないを載せたい。
俳句なんかもそうだけど短いコメントって逆に難しいんだよね。
特に英語で140Wordsって全然大したこと書けないし。

それから毎晩「コラーゲン」を飲み始めましたくらい。
肌の調子がよいです。外から手を加えるのにはだんだん限界が見えてきたお年頃ですので
これから内面から強化していきたいと思ってます。

あとメールの返事とか「電話するね!」といってしてないとか
「会おう」とか「飲もう」とか
全然口先だけの女になっていますが申し訳ありません。
順次対応しますのでお待ちください。

明日は午後一で「炊き出し」テーマの調整会議ですが
その前に「岡本太郎展」に行く予定。
とにかく勢いがあるときは勢いに乗ってどんどん行く。

みなさま、よい週末を☆
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by miomiomiomion | 2011-04-15 23:53 | お仕事

岡本太郎と新カメラ

ニコンのD700デビュー。

ニコンのD60デビューから3年で
ここまでくるのは正直ちょっと早い気もするんだけれど
いつも使っていたD90をナイロビに置いてきたので
同じものを買うのも能がないし、えいやと思って買ってしまった。
ビックカメラのお兄さんと身の上話(←相手の)も含め
2時間以上質問攻めにし、カメラ講義を受け
在庫がなくて西口からとりよせでさらに1時間(その間も講義続行)
そして私のクレジットカードの確認で
アメリカまで電話しなくちゃならなくてさらに40分、
と私の貴重な土曜日の夜をビックカメラに捧げてゲットしたお品。

いや、これは自己投資です。
毎年ひとつ本物を手に入れるのをテーマにしようと思ってるんだけど
2010年はなんも「自分にごほうび」的なものは買わなかったし(覚えてないだけ?)
日常生息場所的にも、カルティエのなんとかとか
ジミーチューの靴とかそういう同世代の女性が手に入れるべき本物が
あんまり活かせなさそうだし、この路線でいいかなと。

カメラ女子、を流行で名乗るのは
重くてごつすぎる感じ。いやそれがよいのだ。
がっつり本物をもつ。
等身大、とか背伸びしないとか、ナチュラルとか言わないで
「ここまでいきたい」に焦点を定めて、それを基準に動く。
今の自分に安住しない。

いやーさー、今日NHKの日曜美術館で「岡本太郎」の特集をやっていたのだけれど
太郎さんがまたいいことを言うんですよ。

「ナンダコレハ」の精神。

ニュアンス的にこんなことってことなんだけど
とにかく、彼が言いたいのは、「他人の期待通りに生きるな、枠からはみだせ」
他人から理解されたら、何くそ次こそは理解されるもんか、という
オリジナルを目指せ、と。
大切なのは、「ナンダコレハ」の精神。

心の奥をぎゅーっとつかまれました。
カメラがどう、とかカルティエがどうとかそういうことと直接関係ないんだけれど、
自分がやりたいと思ったことを、”世間の期待”とか”規定”とかそういうものに
とらわれずに、どんどんやれ、と。
他人に理解されようと思うな、自分の心に素直に生きろ。
爆発するのは、芸術だけじゃなくて、
その芸術を担う人間の精神そのものだ、ということなのだということ。
太郎さんの言葉そのままじゃないんだけれど
私はそういう風に彼のメッセージを受け取った。

命のある言葉や情熱のこもった生き方は古くならない。

新しいカメラと岡本太郎のおかげで
気持ちがぐーっと上向きになった週末。
で本日はそんな新しいカメラをもって家族で昭和記念公園に
桜を見に行ってきた。
桜だけじゃなくて、いろんな種類のチューリップとかケシとか
犬とかこどもとかおじいちゃんとかおばさんとか
みんなとっても楽しそうで、よい空気にみちみちてました。
日本の一番美しい季節に、
フルに幸せ充電してきました。

来週も頑張ります。

というわけで春の色↓

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by miomiomiomion | 2011-04-11 00:23 | ワタクシゴト

桜の花の咲く頃に

桜の時期に帰ってこようと思って
今年は年初から楽しみにしていたんだった。
で、予定通り帰ってきたわけだけれど
予定通りじゃないこともいっぱいあって
桜をゆっくり楽しめる感じじゃない。

でもね、こんなときだからこそ
日本人の春の原点の桜を愛でる時間を作りたいと思う。
辛い思いをしている人もたくさんいて
その人たちに共感を示すこともいいことだけれど
でもね、共感を示す、だけじゃ足りないわけ。
いろんな人が「何かできないか」うずうずしていて
遊びに行く気にもならず
かといって家にいてもなんとなくブルーで
なんとなく毎日が過ぎてっているという人もいると思うのだけれど、
仕事を休んで現地に行くのも学生ならできても
社会人はもっと違う関わりかたがある。
いや、いけるひとは行ってもいいんだよ。
いけば役立つことがあるから。
公を通して正攻法でいったらやっぱり
「ちゃんと調整をしないといけないから情報が出るまで
待ってください」ということにもなるわけだけれど
私の周りにも自分で情報を捕まえてきて
現地に行って、炊き出しの支援や物資の配布をやってる人が何人もいる。
でも、みんながそうでなくて全然いいのだ。
なんでかっていうと、困っている人を掬いあげるには
これからいろんな関わり方が必要になってくるから。

今日ちょっとみつけてこんな記事(東京新聞)

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の
「岩手県北観光」が22日~5月3日東京品川発で
岩手、秋田、青森各県の桜の名所を巡る
ケッパレ東北!みちのく桜紀行~元気を咲かそう。
今東北へ
」というツアーを実施する。
同社でも被害者が出たしかし
「こんな時こそ、明るく笑顔を」とバスで移動するツアーを決めた

被災者もいつまでも被災者でいられない。
いつ義捐金がくるかもわからない。
どんどん立ち上がろう!という気概って大切だと思う。
寄付もいい、ボランティアもいい
でも桜をみるバスのツアーに参加するってのは
私は粋なやり方だと思う。
これは普通のビジネスだけど、
いつまでもボランティアでは社会は回っていかないから
(しばらくはそれでも続くでしょうけれど)
ちょっと手垢のついた言葉を敢えて使うと
”持続可能な”流れを作っていかなければならない。
たくさんのお金が集まっているわけだけれど
一時的なお見舞い金だけではなくて
雇用を増やすような政策や、風評被害を受けた農家や
もとに戻るように、社会を私たちが動かしていかなければならない。
そういう「長期の視点にたった」復興を少しずつ考えていかねばならぬ時期。
だから寄付じゃない、違うお金の使い方を考えていい。
あげておしまいなんじゃじゃなくて、復興を支えていくお金。

これもおんなじ東京新聞の記事だけど
江戸川区にある福島県物産品アンテナショップ「ふくしま市場」で
東日本大震災の被災地を応援しようという買い物客で活気づいているという。
うん、こういうのいいなぁと思う。

普段の生活の延長で、心をこめて、被災地を考える。
物品集めて送って、寄付金あげて終わり、じゃなくて
彼らの生活がまたもとに戻るまで息の長い普通の「支援」をする。
たとえば家が壊れたわけでなくても毎日膨大な量のミルクを捨てなければならない
福島の酪農の人、風評被害で野菜が全く売れなくなった千葉の農家、
そういう長期にわたって打撃をうけるであろう人をサポートするのは
本当に息の長い、長期的視点にたった介入が必要になる。
政府ももちろんだけれど、消費者になる私たちも。
ビジネスコミュニティーも。

孫さんは100億だけじゃなくて活動するNGOを対象に
無償のソフトバンクの携帯の貸出をしている。
柳井さんは自腹の10億のほかに、
7億円分のユニクロの服を寄付した。

うがったこというわけではなくて
彼らはそういう日常の延長で社会貢献をすることで
自社製品、それから社長の人としての価値をぐんと上げた。
困っている人を助け、企業イメージを上げるWIN―WIN戦略。
そういう「すごい人」を見て
次に続く世代がInspireされるから、ただのビジネスなんかじゃなくて
社会の大きなダイナミズムを3Dで盛り上げている。
ソフトバンクの携帯が、被災直後はほとんど使えなかった
そんな批判もあったけれど、孫さんのど肝をぬくような動きがあってから
そんな「昔のこと」は誰ももう語らない。
試されるのは「今」なのだ。

改築するはずのホテルを避難所として使うことにした老舗の赤坂プリンスホテル。
豪華客船を現地に送り、風呂と食事と映画上映とひとときの
非日常を提供することに決めた三井商船。
生理用品やマスクや野菜や自社製品の提供の申し出も毎日
山のようにくる。
海外からも絶え間なくくる物資や人の申し出。
そして、問い合わせるとどんなに遅くても丁寧に答えてくれる
国立病院機構や役所の人、ボランティアセンターのおじちゃん、
日本全体が自分の足元から、固まっていくのを
この身で感じながら毎日仕事をしている。
まだまだ落ち着くのは先だけれど
日本は本当に、1人1人のレベルが高い。

ちょっと言いたいことが多くて
うどんに天丼セットみたいな感じで詰め込みすぎた感があるんだけど
いいたいことは二つ。
日本人として桜の季節に、桜を愛でる気持ちを忘れないで。
そして、震災は長いスパンで考えて
自分のできるところで支援していこう、ということ。
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by miomiomiomion | 2011-04-07 22:01 | 社会を斬る

通勤図書館

8時半に家を出て、オフィスにつくのが9時55分。
1時間の休憩をはさんで
オフィスを出るのがだいたい9時。
帰ってくるのが10時20分。

普段”通勤”が20秒のHOHO(Huge office, Home office)な
事務所兼な生活をしている私にとって1時間半の通勤、
しかもほとんど座れない電車x2というのは結構苦行。
そういうことを普通にやってる周りのサラリーマンなみなさまレスペクト。
オフィスに10時間以上いるのは全く問題ないのだけど
(事務所の雰囲気がとってもよくて仕事をするのはとても楽しい)
通勤がねー。

この一日3時間の「苦行時間」を活用すべく決めたこと。
行きは絶対座らない。
運動する時間が全くないから電車の中くらいでは
姿勢を意識して立つ。
そして本を読む。

先週読んだロビン・シャーマの本で共感した一言がこれ。

「本を読めるのに読まないということは、
本を読みたいけれど読めないという人と
全く同じ立場になってしまうのです」

あー考えてみたらさ、私普段は
読みたいなと思う本があってもなかなか手に入らない環境にいるわけだから
こういう時こそ、日本語のいい本をじっくり読めるんだわと
思ったら、今の通勤時間がすっごく貴重なものに思えてくる。

ちなみにここ1週間で読んだ本は

ロビン・シャーマの3週間続ければ一生が変わる(上)(下)
これ、題名の日本語が絶対間違ってるけど、内容的には
わかりやすい自己啓発本。The monk who sold his ferrariほどの
感動はないけれど、さらっと読んでやる気にはなれる。
内容的な目新しさは、自己啓発本をよく読む人にはないかも。

魂の処方箋(越智啓子)
とってもスピリチュアルな内容で、
一般受けするにはかなり先を行ってしまっている内容なんだけれど
赤ちゃんが親を選んで産まれてくるとか愛というのはエネルギーであるとか
私はとってもすんなりくる概念ではある(この本だけでなくて、出てくることだし)
医師というこちら側の世界と向こう側の世界をつなぐ視線で
書かれた優しいエッセイ

A thousand Splendid suns (Khaled Hosseini)
最近読んで一押しのKite runnerと同じ作者の物語。
携帯小説や昼のメロドラマもびっくりのありとあらゆる不幸があるのだけれど
文化的なことや、活きるということ、愛と赦し、女性の強さ、
いろんな要素が詰まっていて、いやーもうマリアムが泣くところでは
地下鉄のドア越しに涙をボロボロ流して、前にいたおじさんをぎょっとさせてしまいました
(すみません)。家で温かいお茶でも飲みながらゆっくり読みたい良書ですが
時間がないので、地下鉄で立ち読みでも仕方ありません。

今日の帰りは日経アソシエの「朝活必勝マニュアル」を読んで帰ってきました。

ソマリアにいるときから知り合いとか有名人のブログとか
書評とかを読んで「この本読みたい!」と思った本は
アマゾンで買って実家に送りつけておいてあるので
読まなければならない本が結構たくさん実家で待っていたりします。

通勤図書館、しかも立ってるからカロリー消費も+な
有意義な朝の時間の使い方なわけです←自画自賛

そのうち、IPodにアラビア語講座とか入れて
電車の中でやるかもしれません。(真剣に計画中)
だって3時間もあるのだもの。3時間x5(たまに6)で一週間で15時間
一カ月で60時間、これってたいそうな時間よね。
時間ってのはちゃんと24時間あるのだけれど
ちゃんと自覚して使っていかないとあっという間に蒸発してしまう資源。

有効に使いましょう。
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by miomiomiomion | 2011-04-06 22:37 | みおの本棚

役立つ道草

休暇延長してボランティアするつもりだったんですが
いろいろな方のお口添えがありまして
出張扱いで他機関に「出向」という形にしてもらいました。
ありがたやー
3か月は日本にいることになりました。
そしてたぶん、来週から現場入り。

昨日は調整会議の後ちょっと仕事をして
それから仕事仲間(と言っても事務局長と事業部長)と一緒に
現JPO、元JPOの集まりのホームパーティーに行ってきました。

初めてお会いする人も結構いたんですが
知ってる人がたくさんいて
ちょっとした同窓会な感じ。

スリランカでJPO時代に一緒だったNちゃんとか
JCCPで研修を受けた時に一緒だったCさんとか
もともと同じ機関で同じ名前で、
「Mio知ってる?」とお互い言われ続けて
会ったことはなかったんだけれど
存在を知っていてずーっと会ってみたかったMioさんとか
JPOの同期でイタリアで一緒にご飯食べたAさんとか
船の仲間のMちゃんとか

続々続々と。
この業界狭いですからね。

あ、調整会議でも
スーダンで会ったとか
ピースボートで一緒に通訳の勉強したとか
ハルツームでごはん食べたとか
そういう昔の友達や知り合いがいる。

どんだけ世界は狭いんだという援助業界。
悪いことはできません(しませんけど)

世界のいろんな災害現場、復興の現場で働いていたプロたちが
自分の国のために立ち上がっている。
現場に入っている人もたくさんいる。
企業の申し出とか個人で動いている人もあって
枝がぐんぐん伸びている今に、それをまとめる幹の部分を
早急に作り上げるのがこれからの課題。
阪神大震災の時は私は大学生でボランティア参加をして
実際避難所になった小学校で炊き出しやら運搬やらのお手伝いをしたわけだけれど
あれから16年たって、日本も本当に変わったんだなぁという思いがある。
いや、自分も変わったんだけれどね。

個人的なことだけれど
この16年間を考えると、この業界に入る2005年の前にやった
世界一周船の通訳とか、NGOでの勉強会とか
バックパッカーとか、演劇とかミュージカルとか
海外の災害ボランティアとか全て全て役にたっている。

ミュージカルで踊って歌うのだって
全然関係ないように見えるけど
たくさんの人前でしゃべったり会議で人を動かすのが
苦にならずにできるのは、
カラダの鍛錬とパフォーマンスをやってきたおかげ。
海外の災害地でやったボランティアとか
政府事業の船とか
いろんな人に会って一緒に時間をすごしたバックパックな旅とか
そういう「道草」をたくさん食ってきたから
どこでも、いつでも、誰とでも、どういう形でも動くことができる。

ただ英語がしゃべれればいいんじゃなくて、
プレゼンテーションとか
アイデアを形にしていくこととか
全くなんもできあがっていないところに
何かを作り出す作業や
できあがっているものをいろいろ動かしていく共同作業も
今までの「道草」時代にかかわってことが活きている。

無駄になることなんてないんだなぁとつくづく思う。

自分でやるだけでなくて
「あ、こういうのわからないなー」と思ったときに
ちょっと教えてと電話をできる
専門知識をもった仲間がいる。

一緒に働くことになった人が
昔の知り合いだったり友達だったり
友達の友達だったりするから
関係構築がすんごいスムーズ。

今を生きろというけれど
今をよりよく生きるために、
「今を生きてきた」過去を過去の残骸にするんじゃなくて
ちゃんとアーカイブして今につなげておかなければならない。

この震災対応で関わってくる若い人に
いろいろ教えてあげられることもあるし
アイデアをたくさん出して
どんどん行動に移っていかなければいけない今だから
自己管理ちゃんとしないとね。

今日は日曜日だから(帰国後初!)
オフィスにいかないで家族サービス。
あ、私がサービスっていうより
家族から私がサービスを受けてる、という現実。
一緒にコーヒー飲んで、おせんべい食べておしゃべりする。
クリームシチューを一緒に作る。
祖父がきてこれから昼ごはん。

母から「(震災救援をやってる)娘を支えるのが私の震災救援」という
ありがたい言葉を頂戴する。

いろんな人がいろんな形で日本のために立ちあがっている。
がんばろう、日本。
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by miomiomiomion | 2011-04-03 11:41 | お仕事