世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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能活とワールドカップ

私の世代は
バブルがはじけたあと大学に入り、
センター試験は受験者過去最高で
受験地獄で就職難
女子大生が持ちはやされた頃は高校生で
自分が大学生になったら
マーケットのシフトがJKになっていたという
ある意味、時代の荒波をもろにかぶった
受難の世代ではありますが
今になって思えば、こう世間の鬼波を
どどーんとかぶって
受験でも、就職でも、部活でも、学生生活でも
もがきながら、しごかれながらやってきたことが
人間としての底力を鍛えるのに
非常によかったんだと思う。
人を磨くのは「ゆとり」じゃない。
「緊張」と「勝負どころ」とがっつり向かいあうことで
自分の限界がどんどん広がってくる。

同世代の「ヨシカツ」を見ていて
もうサッカー選手としての旬は過ぎて
後人にたすきを渡しかけていたとしても
その精神力の強さとか軸のぶれなさとか、
頼りがいのある後ろ姿というか
彼を好意的にとりあげる記事を読むたびに
これからを背負う未知数に溢れた若い人の可能性に
感じるドキドキ感とは別の
共感と賞賛のため息がもれる。
結果だけじゃない、その過程においてどう成長して
どう周りに影響を及ぼしていけるのかという点で
若いうちに鍛え上げられた芯の強さを
次の世代に受け継いでいくというのは
誰もができることじゃない。
だからヨシカツをみると、友達でもなんでもないのに
ちょっと鼻高々な気分になる。
こんなかっこいい同年代がいるなんて嬉しいじゃない?

結局グラウンドには立てなかったけれど
彼の存在感は特別だった。
このワールドカップは表舞台に出てない人たちも
ぎゅっと団結してたのが本当によかった。
泥臭くても青臭くても
気合とか男気とか勇気とかチームワークとか信頼とか
そういうところに生まれるドラマがみたいのだ。
人を感動させるのはただのテクニックだけじゃない。

駒野のPKがぱーんと枠にあたって上に弾け飛んだとき
確かににわかに出現した「一億6千万総人口期待のシナリオ」が
流れ星のようにさーっと消えちゃったわけだけれど
そのあとの論調は、びっくりするほど温かだった。
PKは運だ。100%確実なことなんてない。
90分のあとに30分延長して、ここぞという緊張の中で
なにがなんでもやらないといけないときに
ふっと運の神様が鼻をかんでしまった
いたずらを、批判をするのは酷というものだろう。
誰もがびっくりした快進撃をみせてくれたチームジャパンと
たまにはっとするようなかわいい笑顔を見せてくれた監督と
ヨシカツの男前ぶり、に大きな拍手を送りたい。
サッカー選手はなんかちゃらちゃらしてて
ガムをくちゃくちゃ噛んでるイメージがあったんだけれど
(昔の城選手らへんからアップデートされてない
私の記憶)今回で一新。
金髪の本田も、生粋の日本人より日本人っぽい闘利王も
クールな松井も、若いのになんか昔のサッカー少年風の長友も
スーパーセーブの川久保も、本当にかっこよかった。
ワールドカップのテレビのスクリーンをみてるだけなのに
どんどんかっこよくゲームを超えるごとにもっと
凛々しくみえるのが不思議だった。
世界の舞台を経験してどんどん研ぎ澄まされて
ぜひ8強、4強を目指して欲しい。
私も息子が生まれたら、サッカー選手にしようかと。(←単純)

次の4年後、楽しみだ!
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by miomiomiomion | 2010-06-29 01:48 | 社会を斬る