怒りのツボと女性の社会進出
2014年 07月 10日
久々のブログなんだけど、言い訳しないで潔く始めるべし。
とりあえず、ラオス終わったんで、次はイエメン。今は日本。
書きたいな、と思うことはいろいろたまってて、
で結構ヘビーなことが多くて(軽いことはどんどん上書きされて忘れちゃうから)
それも社会的にセンシティブな内容だと
勢いにまかせて切り込むとあとから卵とか火炎瓶とか投げられそうだから
逆に社会的な旬として少し冷えたくらいで
周りの人がワールドカップの準決勝でドキドキしてる時に
どさくさに紛れて投稿するくらいがちょうどいいのかも。
っていうか、ワールドカップ日本早々と負けちゃったから
4年前みたいな盛り上がりはないんだけどさ。
さて、一つは「市議会(あれ都議会もなんだっけ)の野次」
あれは、すごい油の載ったおやじがいつものノリで野次なのか、と思ったら
野次の主は30半ばの写真だけで見るとそれなりに若々しい人で
結局ウダウダはあったもののやじを認めて謝って、
で、やじを受けた当本人も結構ただの優等生議員なんかじゃない
黒歴史ありのグラビア出身(しかも美人→というか
美人じゃなかったらニュースになってないはず)だったりして
下世話に盛り上がってたわけだけど、
今やすっかりあの号泣県議に「グランプリ」の座を渡しちゃった感じで
議会としてはこのまま「うやむやに終結」という
お得意のフェードアウトになりそうな流れ。
最初ちょっとフォローしそびれたんだけど、
あれって議会終わってすぐに問題になったんじゃなくて
ちょっとあとで誰かがブログに書いて拡散されたんだったっけ?
どっちにしても別に褒められたものじゃないけれど
ああいうことって日本社会にふっつーにあることじゃないんだろうか。
ふつうにあるからいい、ってわけじゃないけど、
ちょっと冷静に考えて、
あれは一般社会の一般的な考え
で、たとえば職場とかプライベートの場とかで
30過ぎて「ほら、早く結婚しないと」なんつーのは別にセクハラとかパワハラとかじゃなくて
よくあることだと思う。そんなん許せん、という人はいるだろうけど、
社会なんてそんなすぐ変わらないし、だったらその中で
「結婚したらすぐ会社をやめるべき」とか「子供がいる人は昇進が遅れ当然」みたいな差別と
「30過ぎたらなるべく早く結婚したほうがいいんだよね」みたいな意見は
ま、冷静に区別してもいいんじゃないかと思うのだ。
どこで怒るかってことをちゃんとツボ抑えとかないと
「あの人はいつもすぐ切れる」ってことで社会的信用なくしちゃうからね。
怒るべきところと放置して流しておくところ、のさじ加減は社会人の女性なら
もっておきたいところ。(男性もか。でも女性のほうがセンシティブな問題ポイント多いからさ)
現実問題そういう考え方、あるよね、ということで。
うちの大学の(名前出さないけど、わかる人はわかるだろうが)学員時報なるものに
副会長と博士課程出て、ドイツのなんか有名な賞をとった理系女子の対談が出てるんだけど
その中で、副会長が彼女に将来の夢を聞いた後に
「・・・・また結婚して子供も育ててほしいですね」
とコメントするんだよね。で、彼女のほうも「はい、大事なことですよね。それも
小さなころからの夢です。仕事と家庭、朗報を実現できる人になるのが一番の目標です」
と言ってるわけ。
これ私結構ほほえましいやり取りだって思うんだけど、フェミニストにしてみたら
これさ、絶対男性で賞をとった大学卒業生だったら
「結婚して子供も育ててほしいですね」とか言わないはずだぜ、副会長って話である。
でも、それは決して不愉快なことじゃなくてやっぱり女性は
(男性のように社会進出はしてきてはいても)
結婚をして子供を産むという大きな仕事はあるから、頑張ってね、という
女性の違いを踏まえたうえでのエールであるわけだ。
で、やっぱりバリバリ仕事してるとどうしても結婚遅くなるけど、
両立できたらいいよね、頑張ってねというのは単なる意見であって
パワハラでもセクハラでもない。
だからま、あの議員の言訳の「早く結婚していただきたかった」
なんつーのは全く詭弁だとしても
自分の意見が邪魔されるほどの野次が上がった時点で、
女性のほうもよよよとして「言っていいことと悪いことがある」とあとから
同情票をもらうんでなくて、無言で抗議するなり、
はっきり「ここでそういう野次はやめてもらえますか」でよかったはずなのだ。
ってか、そもそも大人の職場で野次ってのが情けなくないか?
内容が内容だから今回一時的にも問題になったけどそもそも
審議に関する野次ならいいってもんじゃなくて、ちゃんと話し合いもせずに
外野で品のない野次を飛ばす議員も、居眠りしている議員も
全部名前を発表して、次の選挙で落しちゃえばいいのだ。
で、マスコミで取り上げられてから、犯人捜しにやっきになるのも
女性議員が連盟で野次った議員を辞職を勧告する、とか
そういうのが全部みっともない。
マスコミは正義じゃないんだから。
現場はその場で取り押さえる。マスコミに取り上げてから慌てて動くんでなくて
現場にいる人が覚悟をもっておかしいことは変えていかないと
社会なんて絶対変えられないはずなのだ。
ま、マスコミが動いたおかげで動きやすいということはあるんだろうけど。
で、これで女性議員だからということで議会で野次やれなくなったのは
ポジティブな副産物だったとして、
でも、たぶん世の中は30過ぎてバリバリ仕事している女性には
結婚しないの?
って言いますよ。言われなくても思ってるんですよ。
だからそういうのは、ピリピリしないで
したいんですけどねー、でいいんである。
(したくなかったら別にそれはそれで、あー結婚興味ないんででいいわけで)
結婚してるから勝ち組とか
子供もいて仕事もいて輝いてる自分とか
そういうマスコミの作り上げる「今年はファーの小物がマストハブ!」みたいなんは
ネタとして取り上げて笑いをとるための記号以上の価値はなくて
要するに自分が気分よく生きられていればいいわけである。
自分が気分よく生きるために必要なのは
他人の承認じゃないからね。
とりあえず、ラオス終わったんで、次はイエメン。今は日本。
書きたいな、と思うことはいろいろたまってて、
で結構ヘビーなことが多くて(軽いことはどんどん上書きされて忘れちゃうから)
それも社会的にセンシティブな内容だと
勢いにまかせて切り込むとあとから卵とか火炎瓶とか投げられそうだから
逆に社会的な旬として少し冷えたくらいで
周りの人がワールドカップの準決勝でドキドキしてる時に
どさくさに紛れて投稿するくらいがちょうどいいのかも。
っていうか、ワールドカップ日本早々と負けちゃったから
4年前みたいな盛り上がりはないんだけどさ。
さて、一つは「市議会(あれ都議会もなんだっけ)の野次」
あれは、すごい油の載ったおやじがいつものノリで野次なのか、と思ったら
野次の主は30半ばの写真だけで見るとそれなりに若々しい人で
結局ウダウダはあったもののやじを認めて謝って、
で、やじを受けた当本人も結構ただの優等生議員なんかじゃない
黒歴史ありのグラビア出身(しかも美人→というか
美人じゃなかったらニュースになってないはず)だったりして
下世話に盛り上がってたわけだけど、
今やすっかりあの号泣県議に「グランプリ」の座を渡しちゃった感じで
議会としてはこのまま「うやむやに終結」という
お得意のフェードアウトになりそうな流れ。
最初ちょっとフォローしそびれたんだけど、
あれって議会終わってすぐに問題になったんじゃなくて
ちょっとあとで誰かがブログに書いて拡散されたんだったっけ?
どっちにしても別に褒められたものじゃないけれど
ああいうことって日本社会にふっつーにあることじゃないんだろうか。
ふつうにあるからいい、ってわけじゃないけど、
ちょっと冷静に考えて、
あれは一般社会の一般的な考え
で、たとえば職場とかプライベートの場とかで
30過ぎて「ほら、早く結婚しないと」なんつーのは別にセクハラとかパワハラとかじゃなくて
よくあることだと思う。そんなん許せん、という人はいるだろうけど、
社会なんてそんなすぐ変わらないし、だったらその中で
「結婚したらすぐ会社をやめるべき」とか「子供がいる人は昇進が遅れ当然」みたいな差別と
「30過ぎたらなるべく早く結婚したほうがいいんだよね」みたいな意見は
ま、冷静に区別してもいいんじゃないかと思うのだ。
どこで怒るかってことをちゃんとツボ抑えとかないと
「あの人はいつもすぐ切れる」ってことで社会的信用なくしちゃうからね。
怒るべきところと放置して流しておくところ、のさじ加減は社会人の女性なら
もっておきたいところ。(男性もか。でも女性のほうがセンシティブな問題ポイント多いからさ)
現実問題そういう考え方、あるよね、ということで。
うちの大学の(名前出さないけど、わかる人はわかるだろうが)学員時報なるものに
副会長と博士課程出て、ドイツのなんか有名な賞をとった理系女子の対談が出てるんだけど
その中で、副会長が彼女に将来の夢を聞いた後に
「・・・・また結婚して子供も育ててほしいですね」
とコメントするんだよね。で、彼女のほうも「はい、大事なことですよね。それも
小さなころからの夢です。仕事と家庭、朗報を実現できる人になるのが一番の目標です」
と言ってるわけ。
これ私結構ほほえましいやり取りだって思うんだけど、フェミニストにしてみたら
これさ、絶対男性で賞をとった大学卒業生だったら
「結婚して子供も育ててほしいですね」とか言わないはずだぜ、副会長って話である。
でも、それは決して不愉快なことじゃなくてやっぱり女性は
(男性のように社会進出はしてきてはいても)
結婚をして子供を産むという大きな仕事はあるから、頑張ってね、という
女性の違いを踏まえたうえでのエールであるわけだ。
で、やっぱりバリバリ仕事してるとどうしても結婚遅くなるけど、
両立できたらいいよね、頑張ってねというのは単なる意見であって
パワハラでもセクハラでもない。
だからま、あの議員の言訳の「早く結婚していただきたかった」
なんつーのは全く詭弁だとしても
自分の意見が邪魔されるほどの野次が上がった時点で、
女性のほうもよよよとして「言っていいことと悪いことがある」とあとから
同情票をもらうんでなくて、無言で抗議するなり、
はっきり「ここでそういう野次はやめてもらえますか」でよかったはずなのだ。
ってか、そもそも大人の職場で野次ってのが情けなくないか?
内容が内容だから今回一時的にも問題になったけどそもそも
審議に関する野次ならいいってもんじゃなくて、ちゃんと話し合いもせずに
外野で品のない野次を飛ばす議員も、居眠りしている議員も
全部名前を発表して、次の選挙で落しちゃえばいいのだ。
で、マスコミで取り上げられてから、犯人捜しにやっきになるのも
女性議員が連盟で野次った議員を辞職を勧告する、とか
そういうのが全部みっともない。
マスコミは正義じゃないんだから。
現場はその場で取り押さえる。マスコミに取り上げてから慌てて動くんでなくて
現場にいる人が覚悟をもっておかしいことは変えていかないと
社会なんて絶対変えられないはずなのだ。
ま、マスコミが動いたおかげで動きやすいということはあるんだろうけど。
で、これで女性議員だからということで議会で野次やれなくなったのは
ポジティブな副産物だったとして、
でも、たぶん世の中は30過ぎてバリバリ仕事している女性には
結婚しないの?
って言いますよ。言われなくても思ってるんですよ。
だからそういうのは、ピリピリしないで
したいんですけどねー、でいいんである。
(したくなかったら別にそれはそれで、あー結婚興味ないんででいいわけで)
結婚してるから勝ち組とか
子供もいて仕事もいて輝いてる自分とか
そういうマスコミの作り上げる「今年はファーの小物がマストハブ!」みたいなんは
ネタとして取り上げて笑いをとるための記号以上の価値はなくて
要するに自分が気分よく生きられていればいいわけである。
自分が気分よく生きるために必要なのは
他人の承認じゃないからね。
by miomiomiomion
| 2014-07-10 15:38
| 社会を斬る