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世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio
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2010年 07月 22日 ( 1 )

明日は金曜日で週末なので、
木曜日はBBQのあとプロジェクターつけて
映画ナイト

今日、観たのは「それでも恋するバロセロナ」ウッディ・アレン

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色っぽいシーンもあるんだけれど
ウッディらしいウイットと
軽妙でスクエアなナレーションと
なんせ出てくる人と街が美しいのと
ここはどうだバロセロナだ!ってんで
全然いやらしく感じないし、
アートな空気が流れてる。
アートなんだけれど、難解じゃなくて
人間の情熱と迷いと欲望と幸せを探求する気持ちが
心地よいスパニッシュギターのBGMとともに練りこまれてて
「ああ、わかるわかる」な共感とひきこまれるハラハラ感が
詰まってる、私好みの素敵な映画。

スカーレット・ヨハンセンの文句のない色っぽさを
あっさり圧倒してしまうペネロペ・クルスの艶と破壊エネルギーがすごい。
主役のどうしようもない愛すべき芸術家のスペインボヘミア人の男も
ああ、こういう男いるなぁという共感のため息を誘うし、
(私はこんなでれでれな男嫌ですけど)
人のよい婚約者がいながら、セクシーでワイルドな画家を前にして
ビッキーの心のひだがゆれまくりなのも、とってもよくわかる。
私としては、一番共感するのは
結婚直前で、迷いがなく幸せで、研究に情熱を注ぐ大学院生のはずなのに
ふとした旅先で恋におちてしまったのは
親友の恋したどうしようもない先も見えない芸術家ってなビッキーなんだけど、

終わって、ソマリアケニア人の同僚に
ミオは、タイプとしてはクリスティーナだよね!と迷いのない笑顔で言われました。

えええええええ!!!クリスティーナ(←スカーレットヨハンセン扮する)って
自分の欲しいものがわかってなくて
親友にMENTALLY ADOLESLENT(精神的に未熟)って言われて
で、恋にどどーんと落ちちゃって勢いと雰囲気でで
女の子にもキスしちゃって、
でもよかったわってさわやかに言えちゃう
先鋭的な彼女!
あなたの部屋にいってもいいけど、ちゃんと私を誘惑してね、とか
言っちゃう彼女!
で、盛り上がってる最中に食中毒で倒れちゃう彼女!
・・・どこが私とかぶるんだろう。

えーその、クリスティーナですが、
暗室で写真を現像しているときに勢いと雰囲気で、
ペネロペの扮するマリナ・エレーナ(画家の元妻)と
キスしちゃうんだけれど、
そこで周りの空気が固まったのが
おかしかったです。

普通のキスシーンはひゅーひゅーとちゃかす
ハッピーな空気が流れるんだけれど
ソマリア的にはやっぱり女の子が女の子が
キスするのはなしみたい。

とりあえず、スーダンで、戦争映画が観たかったスーダン人男子に囲まれながら
SEX AND LUCIA(色っぽいシーン満載のスペイン映画。
悪くない映画なんだけれど一緒に見る人を厳選したほうがよい)を
みたときみたいな居心地の悪さはなかったけれど・・・

収まるべきところに収まった、
「それが人生だよね」な100%じゃないハッピーエンディングも好きです。
ちょっとほっとする終わりかたで。

おすすめです。
by miomiomiomion | 2010-07-22 22:15 | 映画評