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世界のはじっこでの日常生活。思考生産物の物干し竿。


by miomio

2011年 03月 30日 ( 1 )

僕の前に道はない

緊急時ってのもあるし、
周りの日本人の勤勉さに感化されってのもあるし、
ただ単純に職場から自宅まで通勤が1時間半かかるからってのもあるけど
連日帰宅が11時過ぎで、今日も11時半。ひょー。
働いております。

で、11時半に帰ってきて
それからごはん食べて
風呂入って
残った仕事なんかちょっとやったりすると
すでに12時半。
今日は仕事は全部終わらせてきたから
かわりにブログを書けるんだ。

とりあえず今はWFPではなくて
国際NGOの情報共有とか、現場のニーズといろいろあがってくる
援助の申し入れのマッチングとか
そういうことができる可能性の広がるところで
お手伝いさせてもらっています。
最初はおとなしめにスタートする気満々だったんだけれど
いややっぱり動きだしたら手も足も口も動く(笑)
いろいろアイデアが出てきて
無理なのもあるし、もしかしてできるのもあるし
とにかくどんどん数を出して、動いて
うまくいかないものはその都度削除して、
質を底上げしていく、そういう段階。

現場でもすでにそれぞれのNGOやらNPOやら個人やら
社協やら現地の災害ボランティアセンターが
ものすごい勢いで働いていて、
これから同時進行でやるべきなのは、
必ずしもうまくいっているわけではない
その相互間の連絡とか情報共有と
ネットの発達で情報量そのものは膨大にあるのだけれど
それをストリームラインするある種のシステムというかメカニズムの構築。
もうすでに動き出しているものや既存のものがあるところに
後から出てきて一枚岩のシステムはもちろんできないけれど
それをどううまく調整していくか、
県庁レベルでは「大丈夫です」なところでも
町村レベルだと「足りてない」ということもあるし
現場でこれが欲しい!というものに
個々に対応しているNGOもいくつもあるけれど
もちろん2000あるといわれる避難所
それから避難所にはいない、でも避難民の人のニーズを
完全に網羅するまでには行っていない、
そういう漏れを掬いあげていかなければならない。

そんな「調整」がやりたいと思っていて
弾丸帰国したわけで、
ちょっと最初の思惑とは違ったところに落ち着いたのだけれど
結果的にもっとベターで願ってもない仕事ができている。

うー心がうずくなぁ。
でもこの心のうずきはソマリアにいたときに感じた
無力感とか焦燥感とは全く別のもの、
これからどんな結果を出すか、これからどんなコラボができるか
寒い中で頑張っているたくさんの被災者のために
私もがんばるぞーという気持ち。
私の仕事の原点。
人のために、人と一緒に、人として働く。

今回の震災のサポートの現場でも
震災のために何かができる人ばかりではないのは当然だけれど
そこでただ悶々としてしまう人と
とりあえず、やれることを列挙してみて
停電して、献血して、寄付して、
自分の会社のプロダクトを大量に避難物資をして提供したり
自分がみつけた有益なアイデアをまとめて共有したり
これが必要だと思った考えを行動にどんどん移している人がたくさんいる。
私が帰ってきて会った同業者も
「呼ばれてきました」みたいな人じゃなくて
休暇を延長してボランティアしてたり、
昔の同僚に連絡してアイデアを出しているうちに別件でひっぱられてきたり
本業の合間に手伝っていたり、
とにかく、自分で動いている人が多い。

システムができあがるまで待っていたら
こういう混乱の中では動けない。
道がなかったら道を作る。
物がなかったら物をどっかから持ってくる。
問題の解決策がわからなかったら、作るかみつけるかする。
そういう気概がないと、前例がないことをやるのは難しい。
前例がないことをするときはどうしても
批判とか非難とかされることが避けられないけれど
とにかく結果を出して、物事を動かしていければ
結果オーライということも結構あるのが世の条理。
いつの時代も何かを作り上げていく人というのは
誰かに頼まれて、じゃなくて
自分の中で突き動かすものがあって、という
パターンがほとんど。
まぁこういうタイプの人ばかりだと
それはそれで統制取れないからだめなんだけれど。

現場といっても東京の事務局だから
怒号渦巻く、という感じではなくて
とにかく電話がひっきりなしになって
みんな膨大な仕事量を粛々と夜遅くまでやる、のだけれど、
同じような志をもった新しい仲間ができて嬉しい。
特殊な業界だし、普通の日本の大企業ってのと
また違うと思うのだけれど、
日本人ってのは「我が我が」というプライドが前面に出てこないし
気配りがあるし、優しいし、足をひっぱるみたいなこともないし(そんなひまもない)
一緒に仕事をしやすい。
世界各国で日本人の評価が高いというのがうなずける。

都心まで毎日通うってのも新鮮。
昼ごはんに毎日違うものが食べられるというのも◎。
通勤が長いのだけが辛いが文句は言っちゃいかんだろう。

しかしアフターファイブどころか
ウィークデイはプライベートが全然ありません。
そんな感じの緊急対応の現場(@東京事務所)です。
by miomiomiomion | 2011-03-30 00:37 | お仕事